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このページは第21回柔道整復師国家試験過去問題 午後その161 高齢者の急性膝痛の原因にならないのはどれか。
1化膿性膝関節炎
2変形性膝関節症
3大腿骨頚部壊死
4神経病性関節症
答え.4
62 ペルテス病の初期症状でないのはどれか。
1跛行
2下肢長差
3大腿部痛
4股関節可動域制限
答え.2
63 多発性骨髄腫の症状でないのはどれか。
1低血糖
2易感染性
3貧血
4病的骨折
答え.1
64 示指から小指までの深指屈筋のMMTが5で、フローマン徴候陽性の場合、考えられるのはどれか。
1前骨間神経麻痺
2後骨間神経麻痺
3肘部管症候群
4ギヨン管症候群
答え.4
65 11か月の乳児。ハイハイをしていて急に泣いたために受診した。左下肢をあまり動かさない。受診時の両大腿骨単純エックス線写真を別に示す。2か月前にも似たような既往があり、右大腿骨骨折に対してギプス固定による治療を受けたという。皮下出血など虐待を疑わせる所見はない。考えられる診断の合併症で誤っているのはどれか。
1歯牙形成不全
2青色強膜
3三叉手
4難聴
答え.3
66 開放性骨折で正しいのはどれか。2つ選べ。
1創外に骨が露出している骨折をいう。
2高度な粉砕骨折である。
3外固定は禁忌である。
4golden houe内の感染防止が重要である。
1.4
67 単純エックス線像により確定診断がしやすい骨折はどれか。
1骨挫傷
2竹節状骨折
3骨軟骨骨折
4ソルター・ハリスⅤ型骨折
答え.2
68 過剰仮骨形成の結果により生じるのはどれか。
1異常可動
2脂肪塞栓
3深部静脈血栓
4関節運動障害
答え.4
69 外傷とその形態指標との組み合わせで正しいのはどれか。
1肘内側靱帯損傷———運搬角の減少
2踵骨骨折—————ベーラー角の増大
3足関節内返し捻挫——-距骨傾斜角の増大
4大腿骨頸部外転型骨折—頸体角の減少
答え.3
70 類似する病態と鑑別点との組み合わせで適切なのはどれか。
1鎖骨外端骨折と肩鎖関節上方脱臼——–肩外転制限の程度
2C8神経根症と肘部管症候群————–骨間筋萎縮の有無
3脛骨疾走型疲労骨折とシンスプリント—-回内足の有無
4前脛腓靱帯損傷と前距腓靱帯損傷——–圧痛部位の差異
答え.4
71 膝蓋骨脱臼で膝関節の肢位に関係なく脱臼しているのはどれか。
1反復性脱臼
2習慣性脱臼
3恒久性脱臼
4陳旧性脱臼
答え.3
72 受傷直後の肩外転角を小さい順に並べたもので正しいのはどれか。
1鎖骨下脱臼——腋窩脱臼——-関節窩下脱臼
2関節窩下脱臼—-鎖骨下脱臼—–腋窩脱臼
3関節窩下脱臼—-腋窩脱臼——-鎖骨下脱臼
4鎖骨下脱臼——関節窩下脱臼—腋窩脱臼
答え.1
73 末梢神経麻痺を合併するのはどれか。
1スワンネック変形
2ヘバーデン結節
3デュピュイトラン拘縮
4フォルクマン拘縮
答え.4
74 ガレジア骨折で正しいのはどれか。
1後骨間神経麻痺を合併しやすい。
2近位橈尺関節部で橈骨頭が脱臼する。
3尺骨骨幹部の骨折である。
4前腕回内外運動障害を残しやすい。
答え.4
75 手関節伸展(背屈)位で手掌を衝いたことが原因でないのはどれか。
1コーレス骨折
2掌側バートン骨折
3舟状骨骨折
4月状骨周囲脱臼
答え.2
76 指PIP関節掌側脱臼の後遺症となるのはどれか。
1手内筋プラス変形
2ボタン穴変形
3槌指変形
4スワンネック変形
答え.2
77 下前腸骨棘裂離骨折で誤っているのはどれか。
1サッカー選手にみられる。
2疼痛が軽度なことが多い。
3異常可動性を触知できる。
4患肢荷重ができる。
答え.3
78 殿筋内に骨頭を触知し、股関節が屈曲・内転・内旋位で弾発性固定されている。
この損傷で誤っているのはどれか。
1臼蓋後縁骨折の合併がみられる。
2大腿骨頭無腐性壊死がみられる。
3反復性脱臼に移行しやすい。
4外傷性股関節症を起こしやすい。
答え.3
79 小児における膝蓋跳動の原因でないのはどれか。
1血友病
2円板状半月
3離断性骨軟骨炎
4脛骨粗面骨端症
答え.4
80 足部の障害部位で同じ骨にみられるのはどれか。
1外脛骨障害と第1ケーラー病
2三角骨障害とセーバー病
3二分靱帯付着部裂離骨折と足関節裂離性骨軟骨炎
4ジョーンズ骨折とフライバーグ病
答え.1
81 足第1指が直角に屈曲していて他動的にも動かさないとき原因となるのはどれか。
1足根管部の神経絞扼
2距骨体部の後方転位
3有痛性の外脛骨障害
4中足骨頭の骨端症
答え.2
82 足部の外転と回内作用を持つ筋に対し同作用の求心性収縮を行っているのはどれか。写真は別に示す。矢印はゴムチューブに対抗する運動方向を示している。
1a
2b
3c
4d
4
/
83 ラウゲ・ハンセン分類の回内・外転損傷で正しいのはどれか。
1足部は内転する。
2足関節は背屈する。
3距骨は外側へ脱臼する。
4腓骨は頸部で骨折する。
答え.3
84 病態と原因となる筋との組合せで正しいのはどれか。
1スラップ損傷———-上腕三頭筋
2ベネット損傷———-烏口腕筋
3リトルリーガー肘——円回内筋
4リトルリーガー肩——上腕筋
答え.3
85 下肢損傷の身体観察で正しいのはどれか。
1ズボンを履かせたままで観察する。
2動的評価では痛みを我慢させる。
3大腿周囲径は膝蓋骨の上縁から10cm上部で計測する。
4下腿周囲径は下腿三頭筋の筋腱移行部で計測する。
答え.3
86 軟部組織損傷と治療法との組合せで正しいのはどれか。
1足底腱鞘炎————足趾の他動的伸展運動
2膝蓋腱炎————–PTBギプス固定
3足関節内返し捻挫——足関節内返し運動の強化
4大腿部打撲————急性期のスクワット訓練
答え.1
87 物理療法の適応で正しい組合せはどれか。
1氷のう————-無菌性結合織炎
2極超音波———–骨端成長軟骨板損傷
3ホットパック——-感覚脱失部位
4超音波————-ブラックアイ
答え.1
88 肩甲骨骨折で誤っているのはどれか。
1上角骨折では小骨片が外上方に転位する。
2下角骨折では小骨片が前外上方に転位する。
3関節窩骨折では上腕骨頭が内方へ転位する。
4外科頸骨折では遠位骨片が下前内方に転位する。
答え.1
89 骨折と骨片転位を起こす筋との組合せで正しいのはどれか。
1肩甲骨上角骨折———–棘上筋
2上腕骨内側上顆骨折——-回外筋
3ベネット骨折————-長母指外転筋
4中節骨骨幹部骨折———深指屈筋
答え.3
90 三角筋付着部より近位の上腕骨骨幹部骨折で近位骨片を内転させるのはどれか。
1上腕二頭筋
2上腕三頭筋
3広背筋
4烏口腕筋
答え.3
91 前腕回外位で固定を施す骨折はどれか。
1上腕骨顆上屈曲型骨折
2円回内筋付着部より遠位の前腕両骨骨幹部骨折
3モンテギア伸展型骨折
4掌側バートン骨折
答え.3
92 橈骨近位端部骨折でみられる肘部の症状で正しいのはどれか。
1高度の腫脹
2橈骨の長軸圧痛
3内反の不安定性
4屈曲時の疼痛増強
答え.2
93 損傷と合併する末梢神経麻痺との組合せで誤っているのはどれか。
1有鉤骨鉤骨折———ギヨン管症候群
2モンテギア骨折——-前骨間神経麻痺
3肩関節脱臼———–腋窩神経麻痺
4月状骨脱臼———–正中神経麻痺
答え.2
94 手の舟状骨骨折で正しいのはどれか。
1結節部骨折はキーンバック病の原因となりやすい。
2遠位1/3部骨折では近位骨片への栄養血管が断たれやすい。
3腰部骨折では遠位骨片の無腐性壊死が生じやすい。
4近位1/3部骨折では偽関節が生じやすい。
答え.4
95 大腿骨頸部骨折が高齢者に発生しやすい理由で適当なのはどれか。
1脊椎前弯による骨盤の前傾
2骨粗鬆症による骨の脆弱性
3臼蓋形成不全による不安定性
4加齢による大腿骨頸体角の増大
答え.2
96 肩関節烏口下脱臼で正しいのはどれか。
1モーレンハイム窩の消失がみられる。
2鎖骨下脱臼に比べ上腕骨頭がより内方に位置する。
3上腕を胸壁につけた肩関節内転位で弾発性固定される。
4上腕骨頭の後外側の欠損をバンカート損傷という。
1
/
97 前腕両骨後方脱臼で誤っているのはどれか。
1肘頭高位がみられる。
2関節包前面が断裂する。
3内側側副靱帯損傷が多くみられる。
4肘関節伸展位で固定する。
答え.4
98 サファーによる月状骨脱臼の発生機序で正しいのはどれか。
1a
2b
3c
4d
答え.2
99 膝蓋骨脱臼で正しいのはどれか。2つ選べ。
1Q角が増大すると生じやすい。
2FTAが減少すると生じやすい。
3サギングを認める。
4固定は膝関節完全伸展位で行う。
1.2
100 疾患とその徴候との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1動揺性肩関節——-サルカス徴候
2円回内筋症候群—–フローマン徴候
3大腿骨頭すべり症—ドレーマン徴候
4前十字靱帯損傷—–ルドルフ徴候
1.3
101 42歳男性。スノーボード滑走中、ジャンプの着地に失敗し左肩部を強打した。初診時の外観写真を別に示す。この患者で適切でないのはどれか。
1鎖骨の異常可動性が触知できる。
2第3骨片が形成されている可能性が高い。
3変形癒合を残しやすい。
4患部を通過する絆創膏で圧迫した。
答え.4
102 23歳の男性。バイク走行中転倒し、右肩を強打した。右肩関節の隆起に気づき来所した。右鎖骨外端が上方突出している。肩の水平外転は保持でき、軋轢音は認めない。単純エックス線写真を別に示す。考えられるのはどれか。
1鎖骨外1/3部骨折
2棘上筋腱断裂
3肩鎖関節上脱臼
4肩関節烏口下脱臼
答え.3
103 7歳の男性。5日前から右膝部痛を訴えている。運動会の練習が始まった時期で様子をみていたが、痛みに変化がなく、歩き方がおかしいので本日来所した。膝に、既往歴、炎症所見、可動域制限、運動痛および圧痛はみられなかった。適切なのはどれか。
1体育の制限が必要ないことを説明する。
2股関節の診察を行う必要性を説明する。
3積極的な筋力訓練が必要であることを説明する。
4生後の定期健診で異常がなければないことを説明する。
答え.2
104 50歳の男性。スキー滑走中に転倒、右下肢を負傷した。患肢の股関節および膝関節を軽度屈曲位でベッド上に背臥位で寝かせたところ、膝蓋骨は正面を向いているが、足部は軸が床面と平行で外側を向いていた。最も考えられる損傷はどれか。
1大腿骨骨幹部骨折
2膝蓋骨外側脱臼
3脛・腓両骨骨幹部骨折
4腓骨骨幹部骨折
答え.3
105 34歳の男性。バレーボールの練習中、ジャンプでつま先から着地し足部を捻り来所した。足背部外側の腫脹と疼痛を訴える。受傷時の肢位を強制すると写真に示す部位の疼痛が増強し、同時に圧痛を認める。足関節の前方引き出し症状はない。写真を別に示す。考えられる損傷はどれか。
1遠位前脛腓靱帯損傷
2二分靱帯損傷
3腓骨筋腱脱臼
4前距腓靱帯損傷
答え.2
106 17歳の男子。陸上競技100m走でスタートした際、右股関節周囲に激痛が発生した。患者は股関節の屈曲時に激痛を訴え、膝を屈曲しながらの股関節の屈曲力、外転力や外旋力も低下していた。最も考えられるのはどれか。
1腸骨翼単独骨折
2上前腸骨棘裂離骨折
3坐骨結節裂離骨折
4大腿骨小転子骨折
答え.2
107 30歳の女性。昨日、歩行中10cmほどの段差につまずき、足部に内返し強制された。リスフラン関節外側部に著明な腫脹があり来所した。他動的な内反の強制や、自動的な外反運動で疼痛が増強した。最も考えられる後遺症はどれか。
1過剰仮骨形成
2無腐性骨壊死
3凹足変形
4外方凸変形
答え.4
108 51歳の女性。右肘関節外側部の疼痛と手関節の脱力感を訴えて来所した。前腕伸筋群の緊張は強く患側の圧力は低下していた。中指伸展運動に抵抗を加えた結果、同部の疼痛が増強した。写真を別に示す。圧迫バンドの適切な装着部位はどれか。
1a
2b
3c
4d
答え.2
109 20歳の女性。バレーボールの試合でスパイクを受け、母指MP関節を負傷した。母指IP関節尺側に疼痛、圧痛、腫脹、皮下出血および側方動揺性を認めた。誤っているのはどれか。
1スキーでも同様の損傷が好発する。
2母指が尺屈強制された。
3ピンチ動作が障害される。
4側方動揺性検査はMP関節屈曲位で行う。
答え.2
110 18歳の男子。柔道の試合で軸足(左)を負傷した。前十字靱帯の単独断裂と診断された。柔道復帰のため1か月後に手術を行うことになった。手術までの間、接骨院で施術を受けることにした。柔道整復師として適切なのはどれか。2つ選べ。
1関節可動域訓練を行う。
2クラーメル金属副子で固定する。
3ダッシュのトレーニング指導を行う。
4大腿部筋の筋力増強訓練を行う。
1.4