MEMO
このページは第27回柔道整復師国家試験過去問題 午後その1問題121
患者の権利として誤っているのはどれか。
1.プライバシーの権利
2.黙秘権
3.知る権利
4.自己決定権
答え.2
問題122
個人情報保護法で正しいのはどれか。
1.罰則規定がない。
2.プライバシー保護が目的である。
3.接骨院は個人情報取扱事業者である。
4.利用目的を特定する必要はない。
答え.3
問題123
柔道整復師が原則自らの判断で行えるのはどれか。
1.脱臼への施術
2.打撲への施術
3.外科手術
4.薬品投与
答え.2
問題124
施術所の開設届出先で正しいのはどれか。
1.市町村長
2.都道府県知事
3,保健所長
4.厚生労働大臣
答え.2
問題125
施術所の構造設備基準で誤っているのはどれか。
1.トイレを設けること
2.常に清潔に保つこと
3.施術器具等の消毒設備を有すること
4.換気を充分にすること
答え.1
問題126
施術所の立入検査で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.令状が必要である。
2.犯罪捜査が目的である。
3.構造設備を検査する。
4.都道府県知事の権限である。
答え.3 4
問題127
柔道整復師法で認められている広告はどれか。
1.連携病院を有する旨
2.施術所の開設届出済の旨
3.認定柔道整復師である旨
4.自費施術を専門とする旨
答え.2
問題128
我が国の最高法規はどれか。
1.法律
2.命令
3.条例
4.憲法
答え.4
問題129
医療提供施設の承認で正しいのはどれか。
1.病院 ─── 市町村長
2.臨床研究中核病院 ─── 都道府県知事
3.特定機能病院 ─── 厚生労働大臣
4.地域医療支援病院 ─── 内閣総理大臣
答え.3
問題130
医師の守秘義務違反を規定する法律はどれか。
1.医療法
2.刑法
3.医師法
4.健康保険法
答え.2
問題131
閉眼すると悪化する運動失調はどれか。
1.大脳性
2.小脳性
3.前庭性
4.脊髄後索性
答え.3or4
問題132
障害に対する全身調整運動のプログラムで正しいのはどれか。
1.筋の自動的な伸長運動を行う。
2.運動の持続時間は10分以上に設定する。
3.運動強度はなるべく高く設定する。
4.運動の頻度は重要ではない。
答え.2
問題133
松葉づえで正しいのはどれか。
1. 木製松葉づえはJIS規格に制定されていない。
2. 長さは身長の3/4程度である。
3.握りで体重を支える2点支持つえである。
4.上肢に体重を支える力がなくても適応がある。
答え.2
問題134
リハビリテーションの目的はどれか。
1.病気の治癒
2.障がい者の保護
3.日常生活動作の自立
4.障がい者の社会復帰
答え.34
問題135
前脛骨筋の筋力低下を生じるのはどれか。
1.第2仙骨神経麻痺
2.第2腰神経麻痺
3.腓骨神経麻痺
4.脛骨神経麻痺
答え.3
問題136
失語症で復唱が可能なのはどれか。
1.ブローカ失語
2.ウェルニッケ失語
3.伝導失語
4.健忘失語
答え.4
問題137
写真(別冊No.1)を別に示す。母指の運動はどれか。
1.橈側外転
2.橈側内転
3.掌側外転
4.掌側内転
答え.3
問題138
能的自立度評価法(FIM)で監視または準備が必要だが、一人で実施可能な場合のレベルはどれか。
1.7
2.6
3.5
4.4
答え.3
問題139
86歳の男性。3年前に脳卒中になり、現在、屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない状況で、外出の頻度も少なく日中も寝たり起きたりの生活をしている。障害高齢者の日常生活自立度の分類はどれか。
1.A1
2.A2
3.B1
4.B2
答え.2
問題140
脳卒中のリハビリテーション治療で正しいのはどれか。
1.ポジショニングはできるだけ早期に開始する。
2.寝返りができない患者では約4時間おきに体位変換する。
3.関節拘縮を防ぐため週3回の関節可動域訓練が必要である。
4.中等度の意識障害があっても座位訓練を行う。
答え.1
問題141
45歳の男性。高所からの転落で頸髄損傷を受傷した。職業はパソコン操作によるデスクワークだが、自家用車での通勤が必要である。改造自動車を用いた運転が可能な損傷レベルはどれか。
1.第4頸髄節残存
2.第5頸髄節残存
3.第6頸髄節残存
4.第7頸髄節残存
答え.4
問題142
関節の屈曲と頭部前屈による前かがみ姿勢を特徴とするのはどれか。
1.破傷風
2.被殻出血
3.クッシング(Cushing)病
4.パーキンソン(Parkinson)病
答え.4
問題143
栄養状態で正しいのはどれか。
1.肥満はBMI25以上である。
2.標準体重は身長×身長×23である。
3.悪体質は極端にやせが進行した状態である。
4.肥満度は(実測体重一標準体重)÷実測体重×100である。
答え.1
問題144
意識状態で皮膚をつれるなどの強い刺激のみに少し反応するのはどれか。
1.傾眠
2.昏睡
3.昏迷
4.せん妄
答え.3
問題145
不随意運動で誤っている組合せはどれか。
1.脳性麻痺 ─── 手関節のアテトーゼ
2.重症な肝疾患 ─── 羽ばたくような振戦
3.甲状腺機能低下症 ─── 振幅の小さな手指の振戦
4.ハンチントン(Huntington)病 ─── 踊るような動作
答え.3
問題146
一側性の錐体路障害でみられる歩行はどれか。
1.鶏歩
2.突進歩行
3.間欠性破行
4.分回し歩行
答え.4
問題147
爪が薄く弱くなり陥凹している場合に欠乏していると考えられるのはどれか。
1.鉄
2.リン
3.亜鉛
4.蛋白質
答え.1
問題148
特徴的な顔貌について正しい組合せはどれか。
1.顔面神経麻痺 ─── 眼瞼藍開けられない。
2.重症筋無力症 ─── 一見すると眠たそうである。
3.大量のステロイド投与 ─── 三日月のような顔貌である。
4.バセドウ(Basedow)病 ─── 仮面のような顔貌である。
答え.2
問題149
水が貯留した胸部の打診音はどれか。
1.清音
2.鼓音
3.濁音
4.グル音
答え.3
問題150
胃潰瘍の圧痛点はどれか。
1.オトガイ点
2.ボアス点
3.ランツ点
4.ムンロー点
答え.2
問題151
誤っている組合せはどれか。
1.髄膜炎 ─── 項部硬直
2.小脳疾患 ─── 筋トーヌスの低下
3.膝関節液貯留 ─── 膝蓋骨跳動
4,筋萎縮性側索硬化症 ─── 筋の仮性肥大
答え.4
問題152
生命徴候で異常値はどれか。
1.脈拍90/分
2.血圧124/90mmHg
3.腋窩体温36.0℃
4.安静時呼吸数16/分
答え.2
問題153
脳波検査が必要なのはどれか。
1.糖尿病治療中の患者が顔面蒼白となり意識を失った。
2.突然、体の動きが止まり回復後もその間の記憶がない。
3.足関節を急激に背屈させると間代性に底屈、背屈を繰り返す。
4.何もしていないときに丸薬をこれるような手指の運動が続く。
答え.2
問題154
肝細胞癌の原因疾患で最も多いのはどれか。
1.A型肝炎
2.B型肝炎
3.C型肝炎
4.E型肝炎
答え.3
問題155
急性膵炎で誤っているのはどれか。
1.疼痛は仰臥位で軽減する。
2.アルコール多飲が誘因となる。
3.血液検査でアミラーゼが上昇する。
4.腹部エコーで膵臓の腫大がみられる。
答え.1
問題156
気管支喘息の治療薬で誤っているのはどれか。
1.アドレナリン
2.β2遮断薬
3.抗アレルギー薬
4.吸入ステロイド薬
答え.2
問題157
肺癌で正しいのはどれか。
1.女性に多い。
2.好発年齢は40~50歳代である。
3.腫瘍マーカー検査で診断を確定する。
4.末梢に発生すると多くは無症状である。
答え.4
問題158
心不全の症状で誤っているのはどれか。
1.発熱
2.下腿浮腫
3.起座呼吸
4.労作時の息切れ
答え.1
問題159
糖尿病の合併症でないのはどれか。
1.眼底出血
2.慢性腎臓病
3.くも膜下出血
4.閉塞性動脈硬化症
答え.3
問題160
腎前性腎障害の原因となるのはどれか。
1.脱水
2.腎梗塞
3.尿管結石
4.糸球体腎炎
答え.1
問題161
認知症を生じるのはどれか。
1.褐色細胞腫
2.正常圧水頭症
3.ネフローゼ症候群
4.マロリー・ワイス(Mallory-Weiss)症候群
答え.2
問題162
33歳の女性。5年前から日光過敏を自覚していた。1年前から口内炎を繰り返し、6か月前から両側の手関節の関節痛と脱毛を認めた。1か月前から発熱が持続したため来院した。体温38.2℃。尿所見では、タンパク陽性、潜血陽性。血液検査では、血小板減少、抗二本鎖DNA抗体陽性を認めた。最も考えられる疾患はどれか。
1.皮膚筋炎
2.全身性強皮症
3.全身性エリテマトーデス
4.ベーチェット(Behcet)病
答え.3
問題163
75歳の女性。道ばたで転倒していをのが発見された。症状を尋ねたところ、右手足が動きにくいと訴えたため救急車を要請した。誤っているのはどれか。
1. 頸髄損傷
2. 橋左側の脳出血
3. 右被殻部の脳出血
4. パーキンソン(Parkinson)症候群
答え.3
問題164
機械的損傷はどれか。
1. 低温による凍傷
2. 紫外線による熱傷
3. 気圧による減圧症
4. 電気による電撃傷
答え.3
問題165
Ⅲ度の広範囲熱傷の治療で適切でないのはどれか。
1. 十分な輸液
2. 抗潰瘍薬の投与
3. 抗菌薬の全身投与
4. 血漿膠質浸透圧の補正
答え.3
問題166
感染症の治療で正しい組合せはどれか。
1. 破傷風 ─── ペニシリン
2. ガス壊疽 ─── 抗毒素血清(テタノブリン)
3. 皮膚カンジダ症 ─── 抗真菌薬
4. アスペルギルス症 ─── テトラサイクリン
答え.3
問題167
輸血で正しいのはどれか。
1.採血後6日以内のものを新鮮血という。
2. 保存血輸血は血小板の補給が期待できる。
3. 凝固因子の補充には新鮮凍結血漿を用いる。
4. 循環血液量の維持には血小板輸血を用いる。
答え.3
問題168
クロルヘキシジンで殺菌効果が期待できないのはどれか。
1. 結核菌
2. 多剤耐性菌
3. グラム陽性球菌
4. B型肝炎ウイルス
答え.4
問題169
縫合で誤っているのはどれか。
1. 汚染創では一次縫合を行う。
2. 神経縫合では神経鞘を縫合する。
3. 感染創ではデブリドマンを行う。
4. 消化管縫合では自動吻合器が使用される。
答え.1
問題170
脳死と臓器移植で誤っているのはどれか。
1. 急性拒絶反応の時期は移植後2~3か月以内である。
2. 心臓移植後の生存率は3年生存率70~80%である。
3. 脳死とは脳幹を含む全脳髄の可逆的な機能喪失の状態である。
4. 改正臓器移植法では家族の同意を得れば脳死下の臓器摘出が可能である。
答え.3
問題171
心肺蘇生で誤っている組合せはどれか。
1. 気道異物除去 ─── 上腹部圧迫法
2. 用手的気道確保 ─── 上顎挙上法
3. 胸骨圧迫心臓マッサージ ─── 5cm以上圧迫
4. AED(自動体外式除細動器) ─── 心室細動
答え.2
問題172
頭部外傷と症状の組合せで誤っているのはどれか。
1. 脳しんとう ─── セカンドインパクトシンドローム
2. 頭蓋底骨折 ─── 髄液鼻漏
3. 急性硬膜下血腫 ─── 意識障害
4. 慢性硬膜下血腫 ─── 激しい頭痛
答え.4
問題173
交通外傷により損傷を受けた臓器と胸腹部CT検査所見の組合せで誤っているのはどれか。
1. 肺 ─── 気胸
2. 肝 ─── 腹腔内出血
3. 脾 ─── 後腹膜出血
4. 消化管 ─── 腹腔内遊離ガス像
答え.3
問題174
28歳の男性。バイクを運転中に転倒し右側胸部を強打した。意識は清明。右側胸部に著明な痙痛があり、呼吸困難を訴えている。胸部エックス線検査で右第5.6肋骨骨折と右肺完全虚脱がみられた。
1. 外固定
2. 開胸手術
3. 気管内挿管
4. 胸腔ドレナージ
答え.4
問題175
骨癒合を促進させる因子でないのはどれか。
1. 血流の存在
2. 骨膜の残存
3. 解剖学的な整復
4. 力学的安定性の保持
答え.3