問題 1
WHO 憲章に述べられている健康で正しいのはどれか。
1. 身体だけでなく精神的にも完全な状態である。
2. 健康の向上において公衆の積極的な関与は重要ではない。
3. 最高の健康水準を享受することは万人の基本的権利である。
4. 享受できる健康水準に対する権利は国の事情によって異なる。
3
問題 2
プライマリヘルスケアにあてはまらないのはどれか。
1. 疾病の予防
2. 先進医療の提供
3. 地域住民の健康管理
4. 専門病院との連携機能の保持
2
問題 3
疫学研究方法でエビデンスのレベルが最も高いのはどれか。
1. 介入研究
2. 症例報告
3. 横断研究
4. 症例対照研究
1
問題 4
総患者数が最も多いのはどれか。
1. 悪性新生物
2. 高血圧性疾患
3. 糖尿病
4. 脳血管疾患
2
問題 5
介護認定審査会で正しいのはどれか。
1. 介護支援専門員の意見書を提出する。
2. 都道府県に設置される。
3. 二次判定を行う。
4. 要支援の判定は行わない。
3
問題6
衛生行政と所管する官庁の組合せで誤っているのはどれか。
1. 一般衛生行政 - 厚生労働省
2. 学校保健行政 -文部科学省
3.環境衛生行政 -環境省
4. 労働衛生行政 -経済産業省
4
問題 7
世界保健機関(WHO)の主な活動内容はどれか。2つ選べ。
1. 地球温暖化対策
2. 保健統計の収集
3. 薬品のモニタリング
4. 途上国への経済支援
2.3
問題8
不活化ワクチンはどれか。
1. インフルエンザワクチン
2. 水痘ワクチン
3. 風疹ワクチン
4. BCG ワクチン
1
問題 9
金属器具に使用できない消毒薬はどれか。
1. クロルヘキシジン
2. グルタラール
3. 消毒用エタノール
4. 次亜塩素酸ナトリウム
1
4
問題 10
手指の消毒で正しいのはどれか。
1. 最初にブラシで擦る。
2. 流水による手洗いでは温水より冷水の方がよい。
3. 術前の手洗いは指先から各指、手掌の順で洗う。
4. 速乾性擦式消毒薬は 30 秒以上かけて手にすり込む。
4
問題 11
住居の採光と換気で正しいのはどれか。
1
1. 室内の照度分布の目安に均斉度を用いる。
2. 昼光率は日中と夜間の照度の比率である。
3. 室内空気の汚染の尺度に一酸化炭素の濃度を用いる。
4. 室内での燃料使用においてホルムアルデヒドの発生に注意する。
1
問題 12
上水で正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 上水の基準は環境基本法による。
2, 上水には大腸菌を検出してはならない。
3. 上水末端においては塩素が残留してはならない。
4. 上水処理中に発生したトリハロメタンは発がん物質である。
2.4
問題 13
WHO 国際生活機能分類(ICF)の4つの分野における第一レベル分類で環境因子の項目はどれか。
1. 家庭生活
2. 対人関係
3. 支援と関係
4. コミュニケーション
3
問題 14
神経伝導検査の所見でないのはどれか。
1. 陽性鋭波
2, 潜時遅延
3. 伝導ブロック
4. 持続時間の延長
1
問題 15
機能的自立評価法(FIM)に含まれるが、バーセル指数には含まれない評価項目はどれか。
1. 理解
2. 食事
3. 更衣
4. 整容
1
問題 16
他動的に関節を動かした際、全可動域で抵抗感があるが運動は容易で あった。痙縮の程度を評価するアッシュワーススケールで正しいのはどれか。
1. 1
2. 2
3. 3
4. 4
2
問題 17
職種と役割の組合せで誤っているのはどれか。
1. 理学療法士 – 運動療法
2. 作業療法士 – 日常生活活動訓練
3. 言語聴覚士 – 摂食機能療法
4,臨床心理士 – 社会復帰援助
4
問題 18
脳卒中のリハビリテーション治療で積極的な練習を行ってよいのはどれか。
1. 安静時収縮期血圧 160 mmHg
2. 安静時拡張期血圧 130 mmHg
3. 安静時脈拍 130 回/分
4. 体温 39.0°C
1
問題 19
車いすのバックサポートにおける腋窩からの高さで、適切なのはどれか。
1. 0 ~ 5 cm
2. 5 ~ 10 cm
3. 10 ~ 15 cm
4. 15 ~ 20 cm
2
問題 20
脳卒中で右上下肢とも中等度麻痺を呈している。通常使わない補装具はどれか。
1. T字杖
2. 前輪歩行器
3. 短下肢装具
4. 普通型車いす
2
問題 21
脳卒中片麻痺患者の急性期にみられないのはどれか。
1. 排尿障害
2. 嚥下障害
3. 沈下性肺炎
4. 肩手症候群
4
問題 22
高齢者の姿勢バランスをファンクショナルリーチテストで見る場合、正常とみなされる境界到達距離はどれか。
1. 5 cm
2. 10 cm
3. 15 cm
4. 20 cm
3
問題 23
64歳の男性。脳梗塞を発症後、コミュニケーション障害が生じた。口数が少なく、「痛いところはありますか」と尋ねると、「う、ん」と答え、「どこですか」と尋ねると何か言おうとするものの言葉にならないようである。「ボールペンと言ってください」と指示すると、「ボーボ・・・」と途中まで言いかけてあきらめてしまった。「左手でじゃんけんのチョキをしてください」という指示には間違いなく従える。考えられる症状はどれか。
1. 全失語
2. 伝導失語
3. ブローカ失語
4. ウェルニッケ失語
3
問題 24
頭痛を主訴に来院した患者で現病歴に記載されるのはどれか。
1. 「10歳時に上腕骨を骨折した」
2. 「父親がくも膜下出血で亡くなった」
3. 「コレステロールを下げる薬を飲んでいる」
4. 「ギザギザした光が見えてから頭が痛くなる」
4
問題 25
翼状頸をきたす疾患はどれか。
1. クッシング(Cushing)症候群
2. バセドウ(Basedow)病
3. ターナー(Turner)症候群
4. パーキンソン(Parkinson)病
3
問題26
腹壁静脈の怒張をきたす疾患はどれか。
1. 肝硬変
2. 胆嚢炎
3. 虫垂炎
4. 膀胱炎
1
問題 27
体幹・四肢の視診の組合せで正しいのはどれか。
1. 扁平胸 - マルファン(Marfan)症候群
2. 内反膝 - 腓骨神経麻痺
3. くも状指 - 尺骨神経麻痺
4. 腹部皮膚線条 - 妊娠を経験した女性
4
問題 28
圧痛点と疾患の組合せで正しいのはどれか。
1. ムンロー点 - 三叉神経痛
2. ボアス点 - 胃潰璃
3. オトガイ点 - 虫垂炎
4. マックバーネ点 - 胆嚢炎
2
問題29
血圧測定で正しいのはどれか。
1. 血圧は静脈の血管内圧を指す。
2. 触診法は聴診法より高く測定される。
3. 触診法でも拡張期血圧の測定ができる。
4. 拍動音が聞こえ始めた点が収縮期血圧である。
4
問題 30
脊髄後索の病変で障害されるのはどれか。
1, 味覚
2. 痛覚
3.温度覚
4.振動覚
4
問題 31
陽性のとき錐体路障害を示唆するのはどれか。
1. 腹壁反射
2. 足底反射
3. アシュネル(Aschner)反射
4. チャドック(Chaddock)反射
4
問題32
羽ばたき振戦を呈する疾患はどれか。
1. 神経症
2. 肝性脳症
3. 低カルシウム血症
4. 甲状腺機能亢進症
2
問題 33
気管支喘息で正しいのはどれか。
1. IgA抗体が上昇する。
2. 気道狭窄は不可逆性である。
3. 発作時には呼気延長がある。
4. 日中に発作を起こしやすい。
3
問題 34
肺血栓塞栓症で誤っているのはどれか。
1. 肺静脈に血栓を認める。
2. 悪性腫瘍に合併しやすい。
3. 突然の呼吸困難で発症する。
4. 下肢深部静脈の血栓が原因となる。
1
問題 35
心房細動で誤っているのはどれか。
1. 左房内血栓を生じやすい。
2. 脳梗塞を起こしやすい。
3. 脈は規則的である。
4. 高齢者に多い。
3
問題 36
頭蓋骨の骨打ち抜き像がみられるのはどれか。
1. 血友病
2. 悪性リンパ腫
3. 多発性骨髄腫
4. 再生不良性貧血
3
問題37
皮膚・粘膜の色素沈着が認められるのはどれか。
1. 橋本病
2. アジソン(Addison)病
3. バセドウ (Basedow)病
4. クッシング(Cushing)症候群
2
問題 38
関節リウマチで正しいのはどれか。
1. 男性に多い。
2. 近位指節間関節に好発する。
3. 関節以外には症状はみられない。
4. リウマトイド因子陽性ならば関節リウマチである.
2
問題 39
皮膚筋炎の症状で誤っているのはどれか。
1. 近位筋の筋力低下
2. ヘリオトロープ疹
3. 蝶形紅斑
4. 筋肉痛
3
問題 40
急性腎盂腎炎でみられないのはどれか。
1. 黄疸
2. 発熱
3. 頻尿
4. 肋骨・脊椎角部(CVA)の叩打痛
1
問題 41
パーキンソン(Parkinson)病の特徴的にみられるのはどれか。
1. 姿勢反射障害
2. 痙性対麻痺
3. 体幹失調
4. 平衡障害
1
問題 42
病変部位と神経症状の組合せで正しいのはどれか。
1. 後頭葉 - ふらつき
2. 錐体外路系 - 感覚低下
3. 錐体路系 - 麻痺
4. 小脳系 - 失語
3
問題 43
梅毒の症状で正しいのはどれか。
1. 子宮頸管炎
2. 尿道分泌物
3. 免疫不全
4. ゴム腫
4
問題 44
35歳の男性。7月の日曜日に会社の野球チームの練習に参加していた。当日は晴天で気温 32 °C、湿度 80 %であった。守備中に頭痛と倦怠感を訴 えて倒れ、救護室に運ばれた。意識はあるが、体は熱く、多量の発汗を認めた。 正しい対応はどれか。
1. 酸素吸入を行う。
2. 身体を毛布で温める。
3. ブドウ糖を補給する。
4. ナトリウムを含んだ水分を補給する。
4
問題 45
60歳の男性。糖尿病で1日4回インスリン注射を行っている。施術中に眠気を訴え生あくびをするようになった。皮膚は湿潤し、頻脈が認められた。まず行うべきことはどれか。
1. 昼寝
2. 飲水
3. 砂糖服用
4. インスリン自己注射
3
問題 46
広範囲熱傷の処置で誤っているのはどれか。
1. 無菌的な操作
2. 壊死組織の切除
3. 植皮による創閉鎖
4. 抗菌薬の全身投与
4
問題 47
急性炎症の症状で誤っているのはどれか。
1. 発赤
2. 腫脹
3. 疼痛
4. 冷感
4
問題48
蜂窩織炎で正しいのはどれか。
1. 発赤を伴わない。
2. 真菌感染が多い。
3. びまん性化膿性炎症である。
4. 切開排膿が基本となる。
3
問題49
腫瘍診断の検査の組合せで正しいのはどれか。
1. 細胞診 ―― 悪性度判定
2. 超音波検査 ―― 侵襲的検査
3. MRI検査 ―― 放射線被曝
4. 腫瘍マーカー ―― 早期癌検出
1
問題 50
輸血する際の指標で誤っているのはどれか。
1. 血圧
2. 呼吸数
3. 尿量
4. 中心静脈圧
2
問題 51
基本的外科手技で誤っているのはどれか。
1. 外科結びは女結びより緩みにくい。
2. 人工血管吻合に吸収性縫合糸を用いる。
3. 抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
4. 消化管吻合に自動吻合器が使用されることが多い。
2
問題 52
組織適合性抗原がすべて同じである2個体間での移植はどれか。
1. 自家移植
2. 同系移植
3. 同種移植
4. 異種移植
2
問題 53
誤っている組合せはどれか。
1. 下部消化管出血 ―― タール便
2. 静脈性出血 ―― 非拍動性
3. 鼻出血 ―― キーゼルバッハ
4. 血尿 ―― 尿管結石
1
問題 54
回転性めまい、ふらつき、頭痛を訴えた場合、脳内出血の部位で疑うのはどれか。
1. 被殻
2. 視床
3. 小脳
4. くも膜下
3
問題 55
腹部外傷で誤っているのはどれか。
1. 鈍的外傷の多くは交通事故が原因である。
2. 脾損傷の治療に血管塞栓術がある。
3. 肝損傷で腹腔内フリーエアーがみられる。
4. 腹部外傷では多発外傷のことが多い。
3
問題 56
28歳の男性。バイク走行中に転倒し右側腹部を打撲した。意識清明、自立歩行可能で救急車にて来院した。待っている間に、冷汗が生じ顔面が蒼白となった。下腿浮腫はみられない。収縮期血圧 60 mmHg、脈拍 126/分で あった。 考えられるのはどれか。
1. 心原性ショック
2. アナフィラキシーショック
3. 敗血症性ショック
4. 出血性ショック
4
問題 57
異常歩行と要因の組合せで正しいのはどれか。
1. 鶏歩 ―― 大腿神経麻痺
2. 失調性歩行 ―― 腰部脊柱管狭窄症
3. 分回し歩行 ―― 脳性麻痺
4. トレンデレンブルグ歩行 ―― 変形性股関節症
4
問題 58
小児骨折で誤っているのはどれか。
1. 回旋変形は自家矯正される。
2. 若木骨折は特徴的な骨折である。
3. 骨端線損傷は剪断力が加わることで起こりやすい。
4. ソルター・ハリス分類のタイプ Ⅱでは予後は良い。
1
問題 59
急性のスポーツ外傷で正しいのはどれか。
1. 足関節が多い。
2. 陸上競技で多い。
3. 打撲が捻挫よりも多い。
4. 繰り返し外力で生じる。
1
問題 60
骨関節結核で最も多い部位はどれか。
1. 肩関節
2. 脊椎
3. 股関節
4. 膝関節
2
問題 61
骨形成不全症で正しいのはどれか。
1. 視覚障害を合併する。
2. ステロイド薬が有効である。
3. 骨折の癒合は比較的良好である。
4. Ⅱ型コラーゲンの形成異常が原因である。
3
問題 62
キーンベック(Kienbock)病で正しいのはどれか。
1. 保存療法は無効である。
2. 舟状骨の壊死性疾患である。
3. 手関節掌側の腫脹がみられる。
4. 進行すると手根骨の配列異常がみられる。
4
問題 63
頚椎後縦靱帯骨化症で正しいのはどれか。
1. 女性に多い。
2. 骨化の進行は早い。
3. 糖尿病を合併することが多い。
4. 進行すると弛緩性麻痺を呈する。
3