22 腹壁の視診で正しい組合せはどれか。
1 腹部陥凹——–悪液質
2 皮膚赤色線条—-経産婦
3 皮膚白色線条—-クッシング症候群
4 メズサの頭——卵巣嚢胞
1
23 胸腹部の打診で正しいのはどれか。
1 健常者の肺野では濁音が聞かれる。
2 右鎖骨中線において肺気腫では肺肝境界は正常よりも上がる。
3 心濁音界の左界が左鎖骨中線やや内側であった場合は心肥大を疑う。
4 腹水が貯留すると体位変換に伴って範囲が変化する濁音となる。
4
24 癌腫瘤を触診したときの特徴はどれか。
1 痛みを伴う。
2 可動性が乏しい。
3 表面皮膚に熱感がある。
4 表面が平滑である。
2
25 正しいのはどれか。
1 筋肉に力を入れると硬くなる場合に筋委縮があると判断できる。
2 仮性肥大した筋肉は軟らかい。
3 筋緊張の低下は片麻痺の初期にみられる。
4 痙縮は錐体外路障害によって出現する。
3
26 女性化乳房をきたすのはどれか。
1 呼吸不全
2 心不全
3 肝不全
4 腎不全
3
27 体幹の左側のみにある臓器はどれか。
1 肝臓
2 胆嚢
3 脾臓
4 腎臓
3
/
28 ウイルヒョウリンパ節転移で正しいのはどれか。
1 発赤を伴う。
2 胃癌の転移によることが多い。
3 右鎖骨上窩リンパ節が腫脹する。
4 軟らかく可動性のあるリンパ節病変である。
2
29 ヘリコバクター・ピロリ菌感染との関連がないのはどれか。
1 胃癌
2 慢性胃炎
3 消化性潰瘍
4 潰瘍性大腸炎
4
30 腸疾患で正しいのはどれか。
1 クローン病の病変は直腸から連続的に全大腸に広がる。
2 潰瘍性大腸炎は回腸末端に好発する。
3 家族性大腸ポリポーシスは癌化率が高い。
4 大腸癌の好発部位は横行結腸である。
3
31 経口感染するのはどれか。
1 A型肝炎
2 B型肝炎
3 C型肝炎
4 D型肝炎
1
32 右下肋部の疝痛発作を特徴とする疾患はどれか。
1 膵炎
2 肝硬変
3 胆石症
4 虫垂炎
3
33 狭心症で誤っているのはどれか。
1 運動時に胸痛が生じる。
2 心電図でST低下を認める。
3 血液検査でCKが著しく上昇する。
4 ニトログリセリンが有効である。
3
34 本態性高血圧症のリスクとならないのはどれか。
1 やせ
2 ストレス
3 塩分過剰摂取
4 アルコール過飲
1
35 急性白血病でみられないのはどれか。
1 発熱
2 出血斑
3 多血症
4 骨髄中の芽球
3
36 疾患とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。
1 クレチン症———–成長ホルモン
2 尿崩症—————抗利尿ホルモン
3 アジソン病———–甲状腺ホルモン
4 粘液水腫————-上皮小体ホルモン
2
/
37 糖尿病の細小血管障害でないのはどれか。
1 腎症
2 昏睡
3 網膜症
4 末梢神経障害
2
38 ネフローゼ症候群の診断基準で誤っているのはどれか。
1 一日尿蛋白量3.5g以上
2 血清総蛋白量6.0g/100mL以上
3 血清総コレステロール値250mg/100mL以上
4 浮腫
2
39 急性腎盂腎炎で認めないのはどれか。
1 黄疸
2 発熱
3 頻尿
4 肋骨・脊椎角部(CVA)の叩打痛
1
40 デュシェンヌ型筋ジストロフィーの遺伝形式はどれか。
1 常染色体優性遺伝
2 常染色体劣性遺伝
3 伴性優性遺伝
4 伴性劣勢遺伝
4
41 筋萎縮性側索硬化症の症状はどれか。
1 筋固縮
2 構音障害
3 膀胱直腸障害
4 手袋・靴下型感覚障害
2
42 65歳の男性。6か月前に脳出血のため右片麻痺となった。杖歩行可能だが、右前腕は強く屈曲し、右下肢は痙性となって足が足底側に屈曲し、内反した肢位をとっている。この姿勢はどれか。
1 エビ姿勢
2 脊柱側弯姿勢
3 前かがみの姿勢
4 マン-ウェルニッケ姿勢
4
43 45歳の女性。3か月前から朝の手のこわばりと全身の関節痛が持続するために来院した。両側手指関節と両側手関節に腫脹と圧痛、両膝関節に圧痛を認める。血液検査で、抗CCP(環状シトルリン化ペプチド)抗体が陽性であった。考えられる疾患はどれか。
1 痛風
2 関節リウマチ
3 結節性多発動脈炎
4 全身性エリテマトーデス
2
問22
腰椎椎間板ヘルニアでみられる坐骨神経痛による姿勢の特徴はどれか。
1 身体をエビのように折り曲げた姿勢
2 下肢は痙性となり足が足底側に屈曲した姿勢
3 患側に体幹を曲げ脊柱が弓状に背屈した姿勢
4 健側に体幹を曲げ軽く股関節を屈曲した姿勢
答え.4
問23
水疱診がみられるのはどれか。
1 帯状疱疹
2 感染性心内膜炎
3 クインケ浮腫
4 ベーチェット病
答え.1
問24
ベル現象の原因となる脳神経はどれか。
1 動眼神経
2 顔面神経
3 滑車神経
4 外転神経
答え.2
問25
マルファン症候群でみられるのはどれか。
1 樽状胸
2 鳩胸
3 扁平胸
4 漏斗胸
答え.4
問26
胸部の打診で鼓音を呈するのはどれか。
1 肺気腫
2 無気肺
3 肺炎
4 胸膜炎
答え.1
問27
マクバーニー圧痛点はどれか。
1 a
2 b
3 c
4 d
答え.2
問28
ウイルヒョウリンパ節転移がみられるのはどれか。
1 腋窩リンパ節
2 左鎖骨上窩リンパ節
3 腸骨リンパ節
4 鼡径リンパ節
答え.2
問29
異常な呼吸と疾患の組み合わせで正しいのはどれか。
1 チェーン・ストークス呼吸——気管支喘息
2 クスマウル呼吸—————-過換気症候群
3 起坐呼吸———————-うっ血性心不全
4 ビオー呼吸——————–糖尿病性アシドーシス
答え.3
問30
複合感覚はどれか。
1 触覚
2 位置覚
3 振動覚
4 2点識別覚
答え.4
問31
反射検査で正しいのはどれか。
1 末梢神経障害では腱反射が亢進する。
2 乳児では健常児でもバビンスキー反射がみられる。
3 バビンスキー反射では足底を足の内縁に沿うようにこする。
4 下顎反射は口を閉じてオトガイ部に指を当てその上をハンマーで叩く。
答え.2
問32
甲状腺機能低下症にみられるのはどれか。
1 甲状腺腫
2 眼球突出
3 手指振戦
4 発汗過多
答え.1
問33
血清アミラーゼが上昇する疾患はどれか。
1 胃炎
2 肝硬変
3 急性膵炎
4 逆流性食道炎
答え.3
問34
慢性閉塞性肺疾患の特徴はどれか。
1 初発症状は胸痛である。
2 病因の多くはたばこ煙である。
3 マイコプラズマ肺炎に引き続いて起こる。
4 ツベルクリン反応が強陽性に出る。
答え.2
問35
大動脈弁狭窄症で正しいのはどれか。
1 胸痛が起こることはない。
2 聴診で収縮期逆流性雑音を聴取する。
3 心エコー検査で大動脈弁に逆流を認める。
4 動脈硬化による弁の石灰化により起こることが多い。
答え.4
問36
バージャー病で正しいのはどれか。
1 喫煙者に多い。
2 女性に多い。
3 高齢者に多い。
4 上肢に多い。
答え.1
問37
特発性血小板減少性紫斑病で誤っているのはどれか。
1 急性型と慢性型がある。
2 骨髄中の巨核球数が減少する。
3 血小板に対して自己抗体が産生される。
4 ヘリコバクター・ピロリ菌が関係する。
答え.2
問38
慢性骨髄性白血病の原因はどれか。
1 遺伝子異常
2 ウイルス感染
3 免疫異常
4 代謝異常
答え.1
問39
医療面接の方法で誤っているのはどれか。
1 最初に互いに自己紹介を行う。
2 聴き取りは主訴から始める。
3 患者には厳格な態度で接する。
4 患者の話について共感の態度をとる。
答え.3
問40
慢性腎不全患者の血清中で低下するのはどれか。
1 リン
2 カリウム
3 カルシウム
4 クレアチニン
答え.3
問41
後天性免疫不全症候群(AIDS)で誤っているのはどれか。
1 日和見感染症を起こす。
2 母子間感染でも起こりうる。
3 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による感染症である。
4 悪性腫瘍の合併はまれである。
答え.4
問42
75歳の男性。2か月前から前立腺癌で治療中。その頃から排尿時の不快感を呈し、頻尿となった。今回、排尿時痛を訴えて受診し、複雑性膀胱炎と診断された。この疾患で正しいのはどれか。
1 尿路の腫瘍に伴うことはまれである。
2 起因菌はほとんど大腸菌である。
3 水分の大量摂取で数日で回復する。
4 再発を繰り返すことが多い。
答え.4
問43
65歳の女性。歩行障害を主訴に来院し、パーキンソン病が疑われた。診断根拠となる症状はどれか。
1 筋トーヌスが減弱し手足が使いにくい。
2 手足の感覚低下がある。
3 手足の振戦がみられる。
4 後傾姿勢がみられる。
答え.3
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