【午前】
問題1 講道館柔道の修行の目的でないのはどれか。
1.身体の鍛錬
2.精神の修養
3.柔術の習得
4.社会への貢献
答え.3
問題2 施術所の業務に関する情報開示で同意が必要でないのはどれか。
1.患者の名前
2.負傷日時
3.受傷部位
4.施術所スタッフの顔写真
答え.3
問題3 医療事故調査制度の調査対象はどれか。
1.医療契約の履行状況
2.善管注意義務違反の有無
3.医療事故を起こした医師の責任
4.医療に起因する病院などの管理者が予期しなかった死亡または死産
答え.4
問題4 インシデントはどれか。
1.患者が医療施設内で転倒し負傷した。
2.医療的準則に従わず患者に被害が生じた。
3.医療行為によって不測の事態が予測された。
4.医療行為によって医療従事者に被害が生じた。
答え.3
問題5 仕事上の病気・けがの公的保険はどれか。
1.雇用保険
2.介護保険
3.労災保険
4.医療保険
答え.3
問題6 国民医療費に含まれるのはどれか。
1.美容整形費
2.人間ドックの費用
3.正常分娩に要する費用
4.柔道整復師による療養費
答え.4
問題7 鎖骨骨折坐位整復法の助手の役割で誤っているのはどれか。
1.患者の観察
2.患肢の保持
3.上方転位の除去
4.胸を張る姿勢の保持
答え.3
問題8 セイヤー絆創膏固定法で誤っているのはどれか。
1.腋窩枕子は末梢牽引の梃子の支点にする。
2.第1帯は鎖骨の短縮転位を防止する。
3.第2帯は遠位骨片の上方転位を防止する。
4.第3帯は骨折部を圧迫する。
答え.3
問題9 上腕骨外科頸外転型骨折で誤っているのはどれか。
1.前外方凸の変形がみられる。
2.肩関節の可動域が制限される。
3.軸圧を加えると痛みが増強する。
4.広範囲に皮下出血斑が出現する。
答え.1
問題10 三角筋付着部より遠位の上腕骨骨幹部骨折の固定で正しいのはどれか。
1.肩関節内旋位で固定する。
2.U字副子を使用する。
3.固定期間は3?5週とする。
4.初期安静期を過ぎると機能的装具の適用となる。
答え.4
問題11 ミッデルドルフ副子固定の肢位で正しいのはどれか。
1.肘関節屈曲位、前腕中間位
2.肘関節伸展位、前腕回外位
3.肘関節屈曲位、前腕回内位
4.肘関節伸展位、前腕中間位
答え.1
問題12 コーレス(Colles)骨折屈曲整復法で、弛緩を目的とするのはどれか。
1.方形回内筋
2.長母指伸筋
3.腕橈骨筋
4.円回内筋
答え.3
問題13 コーレス骨折(Colles)骨折固定後にまず確認するのはどれか。
1.肩関節は外転できるか。
2.筋皮神経領域に感覚異常はないか。
3.手関節部で橈骨動脈の拍動は触れるか。
4.MP関節の運動が制限されてないか。
答え.4
問題14 第5中手骨頸部骨折で固定する関節と固定角度の組み合わせで正しいのはどれか。
1.手関節——-軽度屈曲位
2.MP関節——-90度屈曲位
3.PIP関節——完全伸展位
4.DIP関節——軽度屈曲位
答え.4
問題15 肋骨骨折に対する屋根瓦状絆創膏固定で正しいのはどれか。
1.側臥位で添付する。
2.最大吸気時に貼付する。
3.正中線を越えて貼付する。
4.上位から下位に貼付する。
答え.3
問題16 肩鎖関節上方脱臼で誤っているのはどれか。
1.高齢者に好発する。
2.トッシー分類がある。
3.直達外力による発生が多い。
4.鎖骨遠位端が上方に転位する。
答え.1
問題17 肩鎖関節脱臼に対するロバート・ジョーンズ絆創膏固定法で誤っているのはどれか。
1.患者の姿勢は整復位とする。
2.第1帯は鎖骨外端部圧迫する。
3.第2帯は背部から貼付する。
4.皮膚のかぶれに注意する。
答え.3
問題18 肩関節烏口下脱臼の合併症と症状の組み合わせで正しいのはどれか。
1.大結節骨折——-肩関節後方の圧痛
2.筋皮神経麻痺——-前腕内側の感覚障害
3.腋窩動脈損傷——-爪部の蒼白
4.腱板損傷——-肩関節の伸展運動不能
答え.3
問題19 高齢者の肩関節前方脱臼の固定期間はどれか。
1.3週
2.6週
3.9週
4.12週
答え.1
問題20 肘関節後方脱臼で正しいのはどれか。
1.ヒューター三角は正常である。
2.上腕三頭筋腱を索状に触知できる。
3.肘関節は伸展位で固定されている。
4.上腕骨遠位端は後方に突出している。
答え.2
問題21 肘内障で正しいのはどれか。
1.腫脹が著明である。
2.前腕は回内している。
3.橈骨頭が前方転位している。
4.肘外側に皮下出血がみられる。
答え.2
問題22 示指PIP関節背側脱臼で正中索損傷を合併している場合の固定で正しいのはどれか。
1.固定指は示指から小指とする。
2.固定肢位はPIP関節伸展とする。
3.固定範囲はMP関節手前から指尖部までとする。
4.固定期間は5週とする。
答え.2
問題23 肩腱板損傷の際に陽性となるのはどれか。
1.スピードテスト
2.ジャークテスト
3.ディンプルサイン
4.ペインフルアークテスト
答え.4
問題24 肩のインピンジメントの所見でないのはどれか。
1.雑音聴取
2.肩峰下疼痛出現
3.外転位保持不能
4.結節間溝部疼痛出現
答え.4
問題25 上腕二頭筋長頭腱の断裂で誤っているのはどれか。
1.腱の変性で発生頻度は高くなる。
2.外旋運動で発生する。
3.大結節との摩擦が関与する。
4.筋腹の膨隆が遠位に移動する。
答え.3
問題26 ハムストリングスの肉離れで正しいのはどれか。
1.筋腹に好発する。
2.求心性収縮で起こりやすい。
3.下肢長の不一致が原因となりえる。
4.損傷程度の評価にHBDを用いる。
答え.3
問題27 尻上がり現象がみられるのはどれか。
1.中間広筋損傷
2.大腿直筋損傷
3.半腱様筋損傷
4.大腿二頭筋損傷
答え.2
問題28 膝関節内側側副靱帯損傷で正しいのはどれか。
1.嵌頓症状
2.外反動揺性
3.膝後面の疼痛
4.前方引き出し陽性
答え.2
問題29 前十字靭帯損傷で正しいのはどれか。
1.非接触型の運動では単独損傷が多い。
2.腫脹は軽度なことが多い。
3.早期に観血療法を行う。
4.サギングがみられる。
答え.1
問題30 膝関節半月版損傷で陽性となるのはどれか。
1.Nテスト
2.ラックマンテスト
3.マックマレーテスト
4.牽引アプライテスト
答え.3
問題31 膝関節内側側副靱帯損傷でギプスシャーレ固定後に足背部にしびれを訴えている。考えられる圧迫部位はどれか。
1.鵞 足
2.腓骨頭
3.脛骨粗面
4.大腿骨外側上顆
答え.2
問題32 下腿三頭筋肉離れで正しいのはどれか。
1.腓腹筋内側に好発する。
2.つま先立ちは不能である。
3.トンプソンテスト陽性である。
4.スポーツ選手では観血療法が選択されることが多い。
答え.1
問題33 足関節前距腓靭帯損傷時の前方引き出し検査で正しいのはどれか。
1.足背を把持する。
2.膝関節を伸展位とする。
3.足関節背屈位で行う。
4.距骨に内旋を加える。
答え.4
問題34 足関節外側靱帯損傷時の固定肢位はどれか。
1.底・背屈0度
2.底屈20度
3.背屈20度
4.自然下垂位
答え.1
問題35 下腿骨骨幹部骨折の固定で誤っているのはどれか。
1.膝関節伸展位とする。
2.腓骨頭部に綿花をあてる。
3.反張位にならないように注意する。
4.末梢循環に注意する。
答え.1
問題36 基本包帯法で正しいのはどれか。
1.蛇行帯は下巻きに用いる。
2.麦穂帯は副子の一時固定に用いる。
3.折転帯は包帯の巻き終わりに用いる。
4.亀甲帯は関節の動きを完全に制限したい場合に用いる。
答え.1
問題37 ヴェルポー包帯の固定肢位はどれか。
1.伸展位
2.屈曲位
3.内転位
4.外転位
答え.3
問題38 インフォームド・コンセントを説明しているのはどれか。
1.柔道整復師法
2.医師法
3.医療法
4.民 法
答え.3
問題39 医療におけるリスクマネジメントで正しいのはどれか。
1.間違いを起こさない前提で医療を行う。
2.医療従事者の過誤がなければ問題にしない。
3.患者や家族からの訴えがなければ検討しない。
4.患者に被害が及ばない事例も含む。
答え.4
問題40 介護保険制度で正しいのはどれか。
1.要介護認定は保健所に申請する。
2.被保険者は40歳以上である。
3.保険者は都道府県である。
4.自己負担は一律3割である。
答え.2
問題41 柔道整復師の療養費受領委任で誤っているのはどれか。
1.法令を遵守する。
2.被保険者証を確認する。
3.領収書を有償で交付する。
4.インフォームド・コンセントを実践する。
答え.3
問題42 柔道整復師の免許制度で正しいのはどれか。
1.無免許の施術は無報酬ならば許される。
2.「業」は一人に対して複数回の施術を指す。
3.免許は都道府県知事への申請が必要である。
4.死亡した場合は30日以内に登録の消除を申請する。
答え.4
問題43 柔道整復師免許で正しいのはどれか。
1.免許は外国でも有効である。
2.免許申請者には意見聴取が必要である。
3.医師の診断書は免許申請に必要である。
4.試験合格者は直ちに柔道整復の業ができる。
答え.3
問題44 柔道整復師法で指定登録機関を指定するのはどれか。
1.市町村長
2.都道府県知事
3.厚生労働大臣
4.内閣総理大臣
答え.3
問題45 柔道整復師の業務で正しいのはどれか。
1.超音波検査で診断した。
2.捻挫の部位に氷嚢をあてた。
3.うっ血した部位のしゃ血をした。
4.患者の求めによって爪を剥がした。
答え.2
問題46 都道府県知事が施術所に命じることができないのはどれか。
1.一定期間の使用禁止
2.当該構造設備の改善
3.当該衛生上の措置
4.施術管理者の交代
答え.4
問題47 柔道整復師が取り扱う保険の支払い方式で誤っているのはどれか。
1.賦課方式
2.償還払い方式
3.出来高払い方式
4.受領委任払い方式
答え.1
問題48 医師法で正しいのはどれか。
1.医業報酬の不払いがあれば診療を拒否できる。
2.医学部大学院生であれば医業ができる。
3.免許権は厚生労働大臣である。
4.臨床研修期間は任意である。
答え.3
問題49 国家試験と業務の組み合わせで正しいのはどれか。
1.看護師———導尿
2.理学療法士—–注射
3.歯科技工士—–印象採得
4.臨床検査技師—血液浄化装置の操作
答え.1
問題50 医師法で医療提供施設でないのはどれか。
1.助産所
2.調剤薬局
3.老人福祉施設
4.介護老人保健施設
答え.3
問題51 血液で異常値はどれか。
1.赤血球 500万個/m?
2.白血球 6,000個/m?
3.リンパ球 2,000個/m?
4.血小板 1,000個/m?
答え.4
問題52 卵円孔があるのはどれか。
1.後頭骨
2.前頭骨
3.側頭骨
4.蝶形骨
答え.4
問題53 前斜角筋と中斜角筋の間を通過する。
1.総頸動脈
2.内頸静脈
3.鎖骨下動脈
4.鎖骨下静脈
答え.3
問題54 肩回旋筋腱板に含まれないのはどれか。
1.棘上筋
2.棘下筋
3.大円筋
4.肩甲下筋
答え.3
問題55 車軸関節はどれか。
1.上橈尺関節
2.腕尺関節
3.距腿関節
4.膝関節
答え.1
問題56 横隔膜にある孔と通過する器官の組み合わせで正しいのはどれか。
1.大動脈裂孔——胸 管
2.食道裂孔——–奇静脈
3.食道裂孔——–交感神経幹
4.大静脈孔——–迷走神経
答え.1
問題57 大腿神経の支配を受けるのはどれか。
1.外閉鎖筋
2.長内転筋
3.恥骨筋
4.薄 筋
答え.3
問題58 鵞足を構成するのはどれか。
1.中間広筋
2.内側広筋
3.半腱様筋
4.大内転筋
答え.3
問題59 正中を走行するのはどれか。
1.前交通動脈
2.前大脳動脈
3.後交通動脈
4.後大脳動脈
答え.1
問題60 中硬膜動脈が通るのはどれか。
1.正円孔
2.破裂孔
3.卵円孔
4.棘孔
答え.4
問題61 全身の静脈血が最初に通過するのはどれか。
1.大動脈弁
2.肺動脈弁
3.三尖弁
4.僧帽弁
答え.3
問題62 平滑筋と横紋筋の両方からなるのはどれか。
1.食 道
2.胃
3.回 腸
4.結 腸
答え.1
問題63 十二指腸で正しいのはどれか。
1.胆嚢管が開口する。
2.腹膜後器官である。
3.腸間膜がある。
4.腹膜垂がある。
答え.2
問題64 腹壁の模式図を示す。虫垂の基部を反映するのはどれか。
1.1
2.2
3.3
4.4
答え.1
問題65 グリソン鞘を有するのはどれか。
1.咽 頭
2.食 道
3.肝 臓
4.膵 臓
答え.3
問題66 縦郭にないのはどれか。
1.主気管支
2.葉気管支
3.気 管
4.心 臓
答え.2
問題67 腎臓の髄質にあるのはどれか。
1.遠位曲尿細管
2.近位曲尿細管
3.ヘンレのワナ
4.ボーマン嚢
答え.3
問題68 男性生殖器で正しいのはどれか。
1.尿道球腺は尿生殖隔膜内に位置する。
2.精巣上体は精巣の前面に位置する。
3.前立腺は膀胱の後面に位置する。
4.精嚢は膀胱の側面に位置する。
答え.1
問題69 卵巣出血時に血液が貯留しやすい場所はどれか。
1.直腸子宮窩
2.直腸膀胱窩
3.膀胱子宮窩
4.卵巣窩
答え.1