第12回柔道整復師過去問題 午後その1
1レイノー現象を示さないのはどれか。
1.うっ血性心不全
2.全身性進行性硬化症
3.頸 助
4.振動病
1
2腹水があるときの腹部所見で誤っているのはどれか。
1.打診上濁音
2.視診上膨隆
3.聴診上有響性金属音
4.触診上波動
3
3肺の聴診で呼吸音が減弱するのはどれか。2つ選べ。
1.胸水貯留
2.肺結核
3.気 胸
4.肺気腫
1 3 4
4低体温になるのはどれか。
1.全身性エリテマトーデス
2.髄膜炎
3.甲状腺機能低下症
4.マラリア
3
5徐脈になるのはどれか。
1.起立性低血圧
2.貧 血
3.甲状腺機能亢進
4.脳圧亢進
4
6呼吸期と無呼吸期とが交互に繰り返されるのはどれか。2つ選べ。
1.チェーン・ストークス呼吸
2.クスマウル呼吸
3.ビオー呼吸
4.過換気呼吸
1 3
7過換気症候群でみられないのはどれか。
1.テタニー症状
2.不安・恐怖感
3.四肢のしびれ感
4.ミオクローヌス
1
8心電図を示す。正しいのはどれか。
1.心房細動
2.上室性期外収縮
3.心室性期外収縮
4.心室頻拍
3
9嘔吐と疾患との組合せで誤っているのはどれか。
1.糞臭吐物 ――――― 腸閉塞
2.血液混入 ――――― マロリー・ワイス症候群
3.胆汁混入 ――――― 消化性潰瘍瘢痕狭窄症
4.噴射性嘔吐 ―――― 先天性幽門狭窄症
3
10急性膵炎の原因とならないのはどれか。
1.流行性耳下腺炎
2.胆石症
3.副甲状腺機能亢進賞
4.急性ウイルス性肝炎
3
11血友病Aで誤っているのはどれか。
1.常染色体劣性遺伝をする。
2.血液凝固第[因子が欠乏する。
3.筋肉内や関節内に出血する。
4.止血後の再出血を起こしやすい。
1
12低血糖がみられるのはどれか。
1.褐色細胞腫
2.アジソン病
3.原発性副甲状腺機能低下症
4.原発性アルドステロン症
2
13悪性腫瘍を最も合併しやすいのはどれか。
1.全身性進行性硬化症
2.皮膚筋炎
3.全身性エリテマトーデス
4.関節リウマチ
2
14脳塞栓を識別する上で重要な所見はどれか。
1.緩徐な発症
2.心房細動
3.突然の頭痛
4.意識障害
2
スポンサーリンク
15パーキンソン病について誤っているのはどれか。
1.L−ドーパは基本的な治療薬である。
2.手の振戦は物を取ろうとするときに増強する。
3.発症時の症状には通常左右差がみられる。
4.歩行時に突進現象がみられる。
2
/
16筋萎縮性側索硬化症でみられるのはどれか。
1.眼球運動障害
2.感覚障害
3.膀胱障害
4.構音障害
4
17ギラン・バレー症候群について誤っているのはどれか。
1.上気道、消火器感染が先行することが多い。
2.免疫グロブリン療法が有効である。
3.バビンスキー微候が陽性となる。
4.呼吸障害に十分気を付けなければならない。
3
18アルツハイマー病で正しいのはどれか。
1.ほとんどは遺伝歴がある。
2.反社会的行動をとりやすい。
3.近時記憶の障害が強い。
4.失語が初期症状であることが多い。
3
1945歳の女性。子宮筋腫があり、月経量が多い。2ヶ月前から動悸、息切れがあり、顔面が蒼白である。爪がスプーンのようになり、柔らかい。
1.鉄欠乏性貧血
2.悪性貧血
3.急性白血病
4.多発性骨髄腫
1
2016歳の男子。2週前に扁桃腺炎に罹患。昨日から顔面浮腫と高血圧を認める。この疾患の尿所見でみられないのはどれか
1.蛋白尿
2.乏 尿
3.血 尿
4.ビリルビン尿
4
21腹部打撲に対して直ちに行う検査でないのはどれか。
1.腹部血管造影検査
2.腹部単純エックス線検査
3.血液一般・生化学検査
4.腹部超音波検査
1
22誤っているのはどれか。
1.動脈性出血では緊急止血操作がひつようである。
2.動脈性出血では出血血管の中枢側を圧迫する。
3.静脈生出血は非拍動作である。
4.毛細血管性出血の止血操作には緊縛法が適している。
4
23SIRS(全身性炎症反応症候群)の診断基準の項目に含まれないのはどれか。
1.体 温
2.意 識
3.脈拍数
4.白血球数
2
24正しいのはどれか。2つ選べ。
1.静脈麻酔は全身麻酔である。
2.表面麻酔は消化管内視鏡検査で行われる。
3.脊椎麻酔では筋弛緩薬を用いる。
4.皮膚感染部位には浸潤麻酔が適している。
1 2
25正しいのはどれか。2つ選べ。
1.気道確保には頭部後屈あご先挙上法を行う。
2.口−口人工呼吸では頭部を前屈する。
3.心肺蘇生はハイムリッヒ法で行う。
4.心マッサージの圧迫部位は胸骨の下1/3である。
1 4
26意識清明期(lucid interval)がみられるのはどれか。
1.急性硬膜下血腫
2.外傷性クモ膜下出血
3.急性硬膜外血腫
4.脳内血腫
3
27誤っているのはどれか。
1.自家移植は生着率が高い。
2.同系移植は組織適合抗体がすべて同一である。
3.親子・兄弟同士での移植は同種移植である。
4.黄色人種と白色人種との間での移植は異種移植である。
4
28縦隔が健側へ移動するのはどれか。
1.無気肺
2.緊張性気胸
3.胸膜炎
4.膿 胸
2
29胸部外傷について誤っているのはどれか。
1.胸壁動揺では奇異呼吸が見られる。
2.ショック肺は受傷直後から発症する。
3.心タンポナーデでは頻脈がみられる。
4.多くはハンドル外傷である。
3
30後腹膜血腫について誤っているのはどれか。
1.腹部外傷時の骨盤骨折に合併する。
2.腸官麻痺を伴うことはまれである。
3.腹部単純エックス線写真では腸腰筋陰影の消失が診断に役立つ。
4.手術適応の判定には血管造影所見が役立つ。
1
/
31骨折を起こしやすいのはどれか。2つ選べ。
1.軟骨無形成症
2.骨形成不全症
3.大理石病
4.マルファン症候群
2 3
32関節可動域を記載する上で誤っているのはどれか。
1.基本肢位を0度とする。
2.通常1度刻みで測定する。
3.他動運動による測定値を表記する。
4.参考可動域が示されている。
2
スポンサーリンク
33ガス壊疸について誤っているのはどれか。
1.抗菌薬の投与は有効である。
2.高圧酸素療法は無効である。
3.起炎菌はクロストリジウムである。
4.死の転帰をとり得る。
2
34初期の腰椎分離症で、骨癒合の可能性をみるのに効果的な検査はどれか。
1.シンチグラム(99mTc)
2.単純エックス線
3.超音波
4.MRI
1 4
35腱鞘炎について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.強剛母指ではMP関節の伸展が制限される。
2.透析患者の手指の弾発現象は屈筋腱鞘滑膜の肥厚が原因である。
3.ド・ケルバン(de Quervain)病は第1伸筋区画での狭窄性腱鞘炎である。
4.交叉性腱鞘炎は短母指伸筋腱と尺側手根伸筋腱との摩擦で生じる。
2 3
36アキレス腱断裂について正しいのはどれか。
1.保存療法では足関節自然下垂位で固定する。
2.手術療法は保存療法の約半分の期間でスポーツに復帰できる。
3.アキレス腱周囲炎はアキレス腱断裂に移行しやすい。
4.バドミントンよりもラグビー等のコンタクトスポーツに多い。
1
3765歳の男性。4ヶ月前から腰痛あり近医受診。腰痛症と診断され鎮痛剤の投与を受ける。しかし腰痛は増悪し、頑固な疼痛となり専門医を受診。単純エックス線で第2・第3腰椎全体に骨硬化像を認めるも変形は少ない。骨シンチグラムでは多発性の集積像を認める。
1.腰椎椎間板炎
2.肝癌骨転移
3.前立腺癌骨転移
4.腰椎分離症
3
38第4・第5腰椎間の椎間板内圧が最も高くなる姿勢はどれか。
1.腰掛け座位
2.側臥位
3.直立立位
4.前傾立位
4
39デュピュイトラン(Dupuytren)拘縮について正しいものはどれか。
1.好発部位は示指である。
2.運動障害が強い場合はまず保存療法を行う。
3.手術後の再発はほとんど見られない。
4.手掌腱膜の肥厚・収縮による指の屈曲拘縮である。
4
4030歳の男性。ジャンプの着地で右膝の膝くずれを生じ近医受診。自力歩行不能。疼痛および腫脹は膝部前面にある。前後および側方動揺性に左右さなく膝蓋跳動も明らかでない。受傷2日目のエックス線写真(別冊A、B)とMRI(別冊C)とを別に示す。
1.膝前十字靱帯断裂
2.膝蓋骨脱臼
3.膝関節内骨折
4.膝蓋腱断裂
4
41リハビリテーションの意味で適切でないのはどれか。
1.復 職
2.復 権
3.名誉回復
4.機能訓練
4
42言語の理解力が強く障害されるのはどれか。
1.ブローカ失語
2.ウェルニッケ失語
3.伝導失語
4.健忘失語
2
43障害と治療アプローチとの組合せで誤っているのはどれか。
1.形態異常 ――――― 神経発達的アプローチ
2.機能障害 ――――― 生体力学的アプローチ
3.能力低下 ――――― 代償的アプローチ
4.社会的不利 ―――― 環境整備的アプローチ
1
44能力低下への対応で適切でないのはどれか。
1.日常生活動作の改善
2.家屋改造
3.残存機能の利用
4.自助具・補装具の使用
2
45運動発達とその時期との組合せで誤っているのはどれか。
1.首がすわる ―――――― 4か月
2.2.寝返りをする ――― 5か月
3.支えなしで坐る ―――― 7か月
4.つかまり立ちをする ―― 11か月
4
46右利き患者に対する作業療法の訓練で適切でないのはどれか。
1.手指巧緻性訓練のためにペグボードを用いる。
2.前腕回上筋の筋力増強のためにネジ締め作業を行う。
3.手指屈筋群の持久力改善のために彫金による表札作りを行う。
4.指の協調運動のためにサンディング訓練を行う。
4
47腰部脊柱管狭窄症に処方されるのはどれか。
1.ダーメンコルセット
2.テイラー型体幹装具
3.ナイト型体幹装具
4.ウィリアムズ型体幹装具
4
48車椅子の目的でないのはどれか。
1.足の代用
2.移動用具
3.坐射保持機器
4.健常者との共生
3
49手指のブルンストロームステージで誤っているのはどれか。2つ選べ。
1.2では指屈曲は可能である。
2.3では集団指伸展は可能である。
3.4では横つまみは可能である。
4.5では手掌つまみは可能である。
1 2
5018歳の男性。交通事故による頸椎脱臼骨折で観血的整復固定術を受けた。術後5か月経過し四肢麻痺であるが、第5頸髄節まで機能残存。1か月後に退院の予定である。可能な動作はどれか。
1.上衣の着脱
2.ベッド上での寝返り
3.プッシュアップ
4.自助具を用いた食事
4
スポンサーリンク
関連ページ
- 第12回柔道整復師過去問題 午前その1
- 柔道整復師の国家試験過去問題です。第12回の国家試験過去問題を記載しています。スマホ対応ですので、いつでもどこでも柔道整復師過去問題を解くことができます。午前その1
- 第12回柔道整復師過去問題 午前その2
- 柔道整復師の国家試験過去問題です。第12回の国家試験過去問題を記載しています。スマホ対応ですので、いつでもどこでも柔道整復師過去問題を解くことができます。午前その2
- 第12回柔道整復師過去問題 午後その2
- 柔道整復師の国家試験過去問題です。第12回の国家試験過去問題を記載しています。スマホ対応ですので、いつでもどこでも柔道整復師過去問題を解くことができます。午後その2