第26回柔道整復師過去問題 午前その2
問61
筋細胞でカルシウムイオンの貯蔵部はどれか。
1.核
2.筋 節
3.筋原線維
4.筋小胞体
4
問62
貪食作用があるのはどれか。
1.赤血球
2.好中球
3.血小板
4.Tリンパ球
2
問63
肥満細胞と結合してヒスタミンを遊離する免疫グロブリンはどれか。
1.IgA
2.IgE
3.IgG
4.IgM
2
問64
健常者において心臓の歩調とりとして働いている部位はどれか。
1.心房筋
2.洞房結節
3.ヒス束
4.房室結節
2
問65
房室弁が開いている時期はどれか。
1.等容性収縮期
2.駆出期
3.等容性弛緩期
4.充満期
4
問66
酸素分圧が最も高いのはどれか。
1.吸 気
2.呼 気
3.肺胞気
4.動脈血
1
問67
へーリング-ブロイエル反射の受容器はどれか。
1.頚動脈洞圧受容器
2.酸素受容器
3.肺伸展受容器
4.二酸化炭素受容器
3
問68
インスリン分泌の有無に関わらずグルコースを取り込む臓器および組織はどれか。
1.脳
2.肝 臓
3.骨格筋
4.脂肪組織
1
問69
1g当たりのエネルギー発生量が最も大きいのはどれか。
1.糖 質
2.脂 質
3.ビタミン
4.蛋白質
2
問70
門脈で正しいのはどれか。
1.動脈血が流れる。
2.肝臓から流出する血液を下大静脈に送る。
3.肝臓で合成された胆汁を十二指腸に送る。
4.腸管で吸収された栄養素を肝臓に運ぶ。
4
問71
熱産生を増加させるホルモンはどれか。
1.アドレナリン
2.エストロゲン
3.グルカゴン
4.プロラクチン
1
問72
蛋白質を合成する部位はどれか。
1.核
2.細胞膜
3.滑面小胞体
4.リボソーム
4
問73
正常な尿にほとんど含まれないのはどれか。
1.尿 素
2.尿 酸
3.グルコース
4.クレアチニン
3
問74
受容体が細胞内にあるホルモンはどれか。
1.インスリン
2.サイロキシン
3.アンギオテンシンU
4.プロラクチン
2
問75
バゾプレッシン分泌を促進させるのはどれか。
1.大動脈圧の上昇
2.血漿浸透圧の上昇
3.循環血液量の増加
4.動脈血酸素分圧の上昇
2
問76
グリコーゲン合成を促進させるのはどれか。
1.インスリン
2.グルカゴン
3.アドレナリン
4.成長ホルモン
1
問77
骨で誤っているのはどれか。
1.骨内に神経が分布する。
2.破骨細胞によって骨吸収が行われる。
3.骨芽細胞はコラーゲンを分泌する。
4.荷重負荷によって骨形成が抑制される。
4
問78
血漿カルシウム濃度の低下に対して起こる生体反応はどれか。
1.カルシトニン分泌の増加
2.上皮小体ホルモン分泌の増加
3.活性型ビタミンD合成の低下
4.腎のカルシウム再吸収の低下
2
問79
大脳皮質連合野と損傷症状の組合せで正しいのはどれか。
1.前頭連合野・・・・・相貌失認
2.頭頂連合野・・・・・身体失認
3.側頭連合野・・・・・協調運動障害
4.後頭連合野・・・・・意欲低下
2
問80
筋紡錘を受容器とする反射はどれか。
1.頚反射
2.前庭-眼反射
3.角膜反射
4.屈曲反射
1
問81
骨格筋細胞の横行小管で正しいのはどれか。
1.筋細胞の表面に並行して存在する。
2.アセチルコリンを受容体へ運ぶ。
3.興奮をトライアッドへ伝える。
4.筋収縮時に短縮する。
3
問82
骨格筋の長さと張力の関係で正しいのはどれか。
1.静止長より短くすると静止張力が増加する。
2.静止長より長くすると静止張力が増加する。
3.静止長より短くすると活動張力が増加する。
4.静止長より長くすると活動張力が増加する。
2
問83
ゴルジ腱紡錘(腱器官)で正しいのはどれか。
1.錘外筋線維の間に並列に位置する。
2.Ia群感覚線維が終末する。
3.筋にかかる張力を感知する。
4.応答によって伸張反射を誘発する。
3
問84
半規管で正しいのはどれか。
1.三つの半規管が平行に配置されている。
2.頭部の直線加速度を感知する。
3.有毛細胞は内リンパの移動を感知する。
4.半規管からの信号は蝸牛神経が伝える。
3
問85
性周期とホルモン分泌の組合せで誤っているのはどれか。
1.卵胞期・・・・・エストロゲン分泌
2.排卵期・・・・・黄体形成ホルモン分泌
3.黄体期・・・・・プロゲステロン分泌
4.月経期・・・・・ヒト絨毛性ゴナドトロピン分泌
4
問86
力の単位で正しいのはどれか。
1.絶対単位の測定には測定場所の指定が必要である。
2.重量単位は質量1sの分銅に作用する地球の引力を1kgwの力という。
3.質量1sの物体に1p/sec2の加速度が生じる力を1ニュートン(N)という。
4.質量1gの物体に1m/sec2の加速度が生じる力を1ダイン(dyn)という。
2
問87
指の完全伸展に関与するのはどれか。
1.背側骨間筋の緊張
2.指伸筋の弛緩
3.虫様筋の緊張
4.掌側骨間筋の弛緩
3
問88
反射運動で正しいのはどれか。
1.随意運動である。
2.意志が直接関与する。
3.目的性をもった運動である。
4.応答パターンは複雑である。
3
問89
随意運動発現の過程で「タイミングの決定」の後に起こるのはどれか。
1.力の調整
2.意志の発動
3.使用筋の選定
4.動作目標の決定
1
問90
顎関節で誤っているのはどれか。
1.楕円関節である。
2.頭蓋で唯一の動関節である。
3.蝶番運動を行う。
4.水平運動は筋突起で起こる。
4
問91
肩関節運動で小円筋と同一の作用をもつのはどれか。
1.棘下筋
2.広背筋
3.烏口腕筋
4.肩甲下筋
1
問92
前腕回内位で肘関節を屈曲させる主動筋はどれか。
1.上腕二頭筋
2.腕橈骨筋
3.円回内筋
4.上腕筋
4
問93
股関節の運動で正しいのはどれか。
1.下肢機能軸は垂直軸に平行である。
2.大腿骨頭靭帯は骨頭固定のためには機能していない。
3.骨盤を固定し片側の股関節を外転すると対側も外転する。
4.股関節の外転に働くのは恥骨筋である。
2
問94
足関節伸展に働くのはどれか。
1.第3腓骨筋
2.長腓骨筋
3.腓腹筋
4.ヒラメ筋
1
問95
物を投げる動作が正確にできるようになる時期はどれか。
1.6か月
2.1歳
3.2歳
4.3歳
4
問96
一定の家系内に発生する疾患はどれか。
1.ダウン(Down)症候群
2.先天性風疹症候群
3.ファロー(Fallot)四徴症
4.血友病A
4
問97
生物学的外因と疾患の組合せで誤っているのはどれか。
1.ウイルス―――――――ハンセン(Hansen)病
2.スピロヘータ―――――梅毒
3.クラミジア――――――トラコーマ
4.リケッチ―――――――ツツガムシ病
1
問98
結節性多発性動脈炎でみられるのはどれか。
1.アミロイド変性
2.空胞変性
3.脂肪変性
4.フィブリノイド変性
4
問99
壊死病変で誤っている組合せはどれか。
1.乾酪壊死――――結核結節
2.融解壊死――――脳軟化
3.湿性壊疽――――心筋梗塞
4.乾性壊疽――――ミイラ化
3
問100
血小板減少の原因となるのはどれか。
1.ビタミンCの不足
2.ビタミンKの不足
3.放射性の大量被曝
4.血液凝固因子の不足
3
問101
浮腫の成因と発生機序の組合せで誤っているのはどれか。
1.低アルブミン血症による浮腫―――――血漿膠質浸透圧の低下
2.乳癌術後の患側肢の浮腫―――――――リンパ管の閉塞
3.心不全による浮腫――――――――――毛細血管内圧の上昇
4.ネフローゼ症候群による浮腫―――――血管透過性の亢進
4
問102
皮膚の創傷治癒過程において血餅の下層にみられるのはどれか。2つ選べ。
1.扁平上皮化生
2.線維芽細胞増生
3.毛細血管新生
4.乾酪壊死
2.3
問103
肉芽腫性炎でないのはどれか。
1.偽膜性大腸炎
2.結 核
3.サルコイドーシス
4.野兎病
1
問104
抗原感作されたTリンパ球によって起こり細胞性免疫反応とも呼ばれるアレルギーはどれか。
1.刺激型反応
2.遅延型反応
3.細胞傷害型反応
4.免疫複合型反応
2
問105
腫瘍マーカーと悪性腫瘍の組合せで誤っているのはどれか。
1.癌胎児性抗原――――――――――大腸癌
2.α−フェトプロテイン――――――前立腺癌
3.ヒト絨毛性ゴナドトロピン――――絨毛癌
4.CA19−9――――――――――――膵癌
2
問106
正しいのはどれか。
1.我が国の男性の悪性腫瘍部位別年齢調整死亡率の第一位は胃癌である。
2.我が国の男性の悪性腫瘍罹患率の第一位は肺癌である。
3.我が国で大腸癌の発生の多い部位は直腸、S状結腸である。
4.子宮頸癌はエプスタイン・バーウイルス感染により発症する。
3
問107
正しいのはどれか。
1.伴性劣性遺伝病は男性には発病しない。
2.ダウン(Down)症候群では第5染色体が1本しか存在しない。
3.マルファン(Marfan)症候群は伴性劣性遺伝形式をとる。
4.家族性大腸ポリポーシスは常染色体優性遺伝形式をとる。
4
問108
奇形成立の臨界期はどれか。
1.妊娠3〜10週
2.妊娠11〜20週
3.妊娠21〜30週
4.妊娠31週以降
1
問109
症例対照研究と比較した場合のコホート研究の長所はどれか。
1.調査費用が少ない。
2.短時間で実施できる。
3.稀な疾病に応用できる。
4.疾病の発生頻度が観察できる。
4
問110
国際疾病分類(ICD)で正しいのはどれか。
1.国際連合が制定している。
2.基本コードは3桁の数字で表される。
3.現在は第9回修正版が使用されている。
4.我が国の死亡統計の死因分類に用いられている。
4
問111
近年の我が国の母子保健の状況で正しいのはどれか。
1.人工死産率は増加傾向が続いている。
2.周産期死亡率は一貫して低下している。
3.乳児死亡の原因は感染症によるものが多い。
4.幼児死亡の原因で最も多いのは心疾患である。
2
問112
学校保健安全法に定められていないのはどれか。
1.3歳児健康診査
2.就学時健康診断
3.学校職員の健康診断
4.幼稚園児の定期健康診断
1
問113
近年の我が国の女性の部位別にみた悪性新生物の年齢調整死亡率(人口10万対)の推移で、昭和30年代と比較して減少傾向が著しい部位はどれか。
1.気管、気管支および肺
2.胃
3.乳 房
4.大 腸
2
問114
後期高齢者で正しいのはどれか。
1.80歳以上と定義される。
2.平成28年の我が国の総人口の約27%を占める。
3.平成27年度の一人当たりの医療費は約90万円である。
4.現役並み所得者の医療費の一部負担(自己負担)の割合は1割である。
3
問115
毒素型食中毒の原因となるのはどれか。
1.コレラ菌
2.ノロウイルス
3.黄色ブドウ球菌
4.腸管出血性大腸菌
3
問116
「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」が定める患者自身の意思による入院はどれか。
1.応急入院
2.措置入院
3.任意入院
4.医療保護入院
3
問117
保健所の業務で誤っているのはどれか。
1.HIV抗体検査
2.精神保健福祉相談
3.難病患者の医療扶助
4.事業所の作業環境測定
4
問118
スタンダード・プリコーションで正しいのはどれか。
1.米国疾病管理予防センターが推奨する病院感染対策の第2段階である。
2.すべての患者に適用する非特異的な予防策である。
3.手袋を着用すれば手洗いは必要ない。
4.未知の感染症には対応できない。
2
問119
屋内の一酸化炭素の排出源で重要なのはどれか。
1.喫 煙
2.ヒトの呼気
3.電気コンロ
4.エアコンディショナー
1
問120
水道法に基づく水質基準で検出されてはならないのはどれか。
1.ヒ 素
2.大腸菌
3.カドミウム
4.総トリハロメタン
2
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