第8回柔道整復師過去問題 午後その1
1 中心性肥満を呈するのはどれか。
1. クッシング症候群
2. シーハン症候群
3. マルファン症候群
4. アジソン病
1
2 意識状態をあらわす用語はどれか。
1. せん妄
2. 痴 呆
3. 抑うつ
4. 不 安
1
3 正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1. 満月様顔貌 ───── 全身性エリテマトーデス
2. ヘリオトロープ疹 ── 皮膚筋炎
3. 仮面様顔貌 ───── 汎発性強皮症
4. 蝶形紅斑 ────── 慢性関節リウマチ
2 3
4 3歳の男児。つま先で動揺性に歩き、ふくらはぎが肥大している。 最も考えられるのはどれか。
1. デュシェンヌ型進行性筋ジストロフィー
2. 福山型先天性筋ジストロフィー
3. 筋緊張性ジストロフィー
4. 小児性皮膚筋炎
1
5 聴診で誤っているのはどれか。
1. 気胸では患側の呼吸音が減弱する
2. 甲状腺機能亢進症では心音は亢進する
3. 麻痺性イレウスではグル音は増強する
4. 大動脈炎症候群では血管雑音を聴取する
3
6 弛張熱を認めるのはどれか。2つ選べ。
1. 腸チフス
2. 肝膿瘍
3. 敗血症
4. マラリア
2 3
7 誤っている組合せはどれか。
1. 頻 脈 ── バセドウ病
2. 徐 脈 ── アダムス・ストークス症候群
3. 速 脈 ── 僧帽弁狭窄症
4. 交互脈 ── 心筋炎
3
8 深部感覚はどれか。
1. 温度覚
2. 位置覚
3. 触 覚
4. 痛 覚
2
9 気管支喘息で誤っているのはどれか。
1. 気道内感染で誘発される
2. 喘鳴を伴う呼吸困難がみられる
3. 吸気時に呼吸困難がみられる
4. 喀痰に好酸球を認める
3
10 50歳の男性。高血圧の既往あり、ヘビースモーカー。仕事中に突然左前胸部の激しい絞扼痛が20分以上持続した。最も考えられるのはどれか。
1. 急性心膜炎
2. 急性大動脈解離
3. 労作狭心症
4. 急性心筋梗塞
4
11 正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1. ファロー四徴症 ── 先天性疾患
2. 僧帽弁狭窄症 ─── ウイルス感染
3. バージャー病 ─── 梅 毒
4. 大動脈瘤 ───── アテローム動脈硬化症
1 4
12 重症筋無力症の症状はどれか。
1. 食事の終わりになるとむせ易い
2. 手を握りしめると開らきづらい
3. 歩行で下肢痛が出現し、休むと消失する
4. 線維束性収縮を伴った筋萎縮がみられる
1
13 60歳の男性。3年前から右手のふるえに気付く。書字が小さくなり、最近ボタンの掛けはずしが不器用になってきた。 最も考えられるのはどれか。
1. ハンチントン舞踏病
2. ウィルソン病
3. パーキンソン病
4. バセドウ病
3
14 23歳の男性。1週間前に下痢があった。昨日から両下肢の脱力と足先にしびれ感を自覚し、今日になって両手筋力も弱くなり歩行も不自由になった。最も考えられるのはどれか。
1. 多発筋炎
2. 脳血管障害
3. バージャー病
4. ギラン・バレー症候群
4
15 正しい組合せはどれか。2つ選べ。
1. 血友病 ─────────── 発 熱
2. 特発性血小板減少性紫斑病 ── リンパ節腫大
3. 急性白血病 ───────── 出血傾向
4. 慢性白血病 ───────── 脾 腫
3 4
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16 高血圧を伴うのはどれか。
1. 原発性アルドステロン症
2. 橋本病
3. アジソン病
4. クッシング症候群
1 4
17 誤っている組合せはどれか。
1. 悪性貧血 ───── ビタミンB1
2. 鉄欠乏性貧血 ─── 月経過多
3. 再生不良性貧血 ── 放射線
4. 溶血性貧血 ──── 自己抗体
1
18 糖尿病性腎症で尿中に増加するのはどれか。
1. ケトン体
2. 蛋 白
3. 白血球
4. ウロビリノゲン
2
/
19 肝硬変の合併症でないのはどれか。
1. 肝細胞癌
2. 消化管出血
3. 播種性血管内凝固症候群
4. 血性腹水
4
20 正しい組合せはどれか。
1. 膿 尿 ── 急性糸球体腎炎
2. 血 尿 ── 尿管腫瘍
3. 蛋白尿 ── 前立腺肥大症
4. 褐色尿 ── 腎結石
2
21 創傷治癒を促進させる局所的因子で正しいのはどれか。
1. 細菌汚染
2. デブリドマン
3. 壊死組織
4. 血流障害
2
22 術後感染症はどれか。
1. 縫合糸膿瘍
2. ?(せつ)
3. 毛嚢炎
4. ?疽
1
23 輸液の目的で誤っているのはどれか。
1. 臓器不全時の大量輸液
2. 栄養成分の補給
3. 膠質浸透圧の是正と維持
4. 水分・電解質バランスの是正と維持
1
24 誤っているのはどれか。
1. 消毒とは病原微生物を死滅させることである
2. 滅菌とはすべての微生物を死滅させることである
3. 高圧蒸気滅菌法は光学レンズの滅菌に有用である
4. プラスチック・ゴム製品はエチレンオキサイドガスで滅菌する
3
25 正しいのはどれか。
1. 腰椎麻酔は全身麻酔である
2. 静脈麻酔は局所麻酔である
3. 脊椎麻酔は胸部の手術に適している
4. 浸潤麻酔は感染部位では禁忌である
4
26 正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 救急蘇生術はまず気道を確保する
2. 気道異物を疑ったらまずハイムリッヒ法を行う
3. 頸動脈の拍動は胸鎖乳突筋の外側で触知する
4. 閉胸的心臓マッサージは胸骨の下1/3の部位を圧迫する
1 4
27 19歳の男性。バイクで転倒し頭部を強打した。その直後、一時的な意識消失があった。来診したときは歩いたり話したりできたが、受傷後12時間を経て意識が障害してきた。最も考えられるのはどれか。
1. 硬膜外血腫
2. 頭蓋底骨折
3. 脳挫傷
4. 脳内出血
1
28 胸部鈍的外傷で嗄声がみられた。損傷臓器はどれか。
1. 胸 膜
2. 気 管
3. 気管支
4. 肺
2
29 最も緊急に処置を要するのはどれか。
1. 開放性気胸
2. 血気胸
3. 緊張性気胸
4. 閉鎖性気胸
3
30 クモ膜下出血で特徴的な初発症状はどれか。
1. 嘔 吐
2. 意識障害
3. 上肢麻痺
4. 頭 痛
4
31 膝関節で正しいのはどれか。
1. 完全伸展時、脛骨は大腿骨に対して内旋する
2. 半月は外側の可動性が大きい
3. 前十字靱帯は完全伸展位で弛緩する
4. 膝蓋骨の関節面は内側が外側より大きい
2
32 関節運動で誤っているのはどれか。
1. 母指と他指とのつまみ動作を対向運動という
2. 肘関節の良肢位は屈曲90度である
3. 前腕の回旋運動を回内・回外という
4. 肩関節の屈曲とは後方挙上のことである
4
33 誤っているのはどれか。
1. 骨シンチグラフィは炎症と悪性腫瘍との鑑別に有用である
2. CTは骨破壊の状態把握に有用である
3. MRIは骨壊死の診断に有用である
4. 超音波検査はガングリオンの診断に有用である
1
34 直達牽引でないのはどれか。
1. キルシュナー鋼線牽引
2. クラッチフィールド牽引
3. グリッソン係蹄牽引
4. ハロー・ペルビック牽引
3
35 小児の骨折で偽関節発生頻度が高いのはどれか。
1. 上腕骨顆上骨折
2. ガレアッチ(Galeazzi)骨折
3. 上腕骨外顆骨折
4. 上腕骨遠位骨端離開
3
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36 男性に多いのはどれか。2つ選べ。
1. 痛 風
2. ヘバーデン結節
3. 変形性膝関節症
4. 強直性脊椎炎
1 4
37 軟部腫瘍で誤っているのはどれか。
1. 脂肪腫は発生頻度が高い
2. ガングリオンは類腫瘍である
3. 神経鞘腫のアントニーB型は悪性である
4. グロームス腫瘍は疼痛が著しい
3
38 女性の骨転移癌で頻度が高いのはどれか。
1. 肺 癌
2. 胃 癌
3. 子宮癌
4. 乳 癌
4
39 腰椎椎間板ヘルニアで誤っているのはどれか。
1. 第4・5腰椎間の椎間板に好発する
2. 下肢伸展挙上テストが陽性である
3. 感覚障害が下腿および足の外側にある
4. 単純エックス線写真で確定診断できる
4
40 正しい組合せはどれか。
1. ヘバーデン結節 ───── 指の変形性関節症
2. フォルクマン拘縮 ──── 橈骨神経麻痺
3. デュピュートレン拘縮 ── 母指に好発
4. マーデルング変形 ──── 中年男性に好発
1
41 国際障害分類で能力低下に含まれないのはどれか。
1. 人の話を聴く
2. 文字を読む
3. 旅行をする
4. 服を着替える
3
42 三角筋の徒手筋力テストで、座位で肘関節伸展位を保ち徒手による抵抗がなければ肩関節を完全に屈曲できる筋力はどれか。
1. 4(Good)
2. 3(Fair)
3. 2(Poor)
4. 6(Trace)
2
43 関節可動域増大訓練で伸張運動を行ってもよいのはどれか。
1. 慢性関節リウマチの活動期
2. 化膿性関節炎
3. 新鮮骨折
4. 痙性尖足拘縮
4
44 マッサージの適応はどれか。
1. 切断端硬結
2. 深部静脈血栓
3. 悪性腫瘍
4. 膿 瘍
1
45 疾患と体幹装具との組合せで適切でないのはどれか。
1. 胸椎圧迫骨折 ──── ジュウェット型
2. 腰痛症 ─────── ナイト型
3. 腰部脊柱管狭窄症 ── ウィリアムズ型
4. 脊椎分離症 ───── ボストン型
4
46 ウェルニッケ失語(感覚性失語)で誤っているのはどれか。
1. 理解力は保たれている
2. 自発語は多弁である
3. 発語は流暢である
4. ジャーゴンがみられる
1
47 疾患とその評価法との組合せで誤っているのはどれか。
1. パーキンソン病 ─── ヤール分類
2. 脳卒中片麻痺 ──── ブルンストローム回復段階
3. 脊髄損傷 ────── スタインブロッカー分類
4. 慢性関節リウマチ ── ランスバリー指数
3
48 運動失調に対する治療法でないのはどれか。
1. フレンケル体操
2. 温熱療法
3. 重錘負荷
4. 装具療法
2
49 脊髄損傷で安定した残尿量としての目標はどれか。
1. 10ml
2. 50ml
3. 100ml
4. 200ml
2
50 心疾患の症候限界性運動負荷試験で運動中止徴候でないのはどれか。
1. 収縮期血圧の低下
2. 呼吸困難
3. 発 汗
4. 筋虚血による下肢痛
3
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