外科学7

 

 

44 熱傷で正しいのはどれか。

 

1. 凍傷は低温熱傷である。
2. 熱傷は皮膚損傷の面積によってⅠ~Ⅲ度に分類される。
3. 乳幼児の熱傷面積の概算には「9の法則」を用いる。
4. 広範囲熱傷患者のストレス潰瘍をカーリング(Curling)潰瘍という。

 

 

 

 

4

 

 

 

 

 

45 急性炎症の四主徴でないのはどれか。

 

1. 発赤
2. 腫脹
3. 滲出
4. 疼痛

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

46 リンパ行性転移はどれか。

 

1. ウィルヒョウ(Virchow)転移
2. 大腸癌の肝転移
3. シュニッツラー(Schnitzler)転移
4. 髄膜癌腫症

 

 

 

 

1

 

 

 

 

 

47 夏の炎天下でテニスをしていて、めまいを生じ、顔面蒼白となり倒れた。処置として適切でないのはどれか。

 

1. 涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせる。
2. 水や濡れタオルをかけ扇ぐ。
3. 頸・腋窩・鼠径部を冷やす。
4. 冷たい水を飲ませる。

 

 

 

 

4

 

 

 

 

48 CT施術中、造影剤を注入したところ、収縮期血圧80mmHg以下となり意識混濁を生じた。この病態で最も考えられるのはどれか。

 

1. 心原性ショック
2. 敗血症性ショック
3. アナフィラキシーショック
4. 出血性ショック

 

 

 

 

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49 35歳の男性。乗用車を運転中に、交通事故で右側胸部をハンドルに強打した。意識は清明で目立った外傷はない。右側胸部に著明な疼痛があり、呼吸苦を訴えている。胸部単純エックス線検査で右の第7肋骨骨折と右肺の完全虚脱を認めた。行うべき治療はどれか。

 

1. 気管内挿管
2. 胸腔穿刺
3. 緊急開胸手術
4. 外固定による経過観察

 

 

 

 

2

 

 

 

 

 

50 正しいのはどれか.

 

1. 角膜移植では拒絶反応は起こらない。
2. 同種移植では組織適合性抗原がすべて同一である。
3. 同系移植では免疫抑制剤は不要である。
4. 黄色人種と白色人種の間での移植は異種移植である。

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

51 誤っている組合せはどれか。

 

1. 食道静脈瘤破裂 ──── ブレークモアのチューブ
2. 急性動脈閉塞 ───── フォーガティのカテーテル
3. 難治性鼻出血 ───── ベロックのタンポン
4. 拍動性胃潰瘍出血 ─── ゼラチンフォーム

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

 

52 頭部・顔面外傷で誤っている組合せはどれか。

 

1. 頭蓋底骨折 ──── 髄液鼻漏
2. 耳下腺部損傷 ─── 顔面神経麻痺
3. 頬骨弓骨折 ──── 開口障害
4. 脳実質損傷 ──── 急性硬膜外血腫

 

 

 

 

4

 

 

 

 

53 脳死判定規準に含まれないのはどれか。

 

1. 平担脳波
2. 対光反射の消失
3. 四肢腱反射の消失
4. 深昏睡

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

54 胸部外傷で誤っているのはどれか。

 

1. flail chestでは奇異呼吸がみられる。
2. ショック肺は受傷直後から発症する。
3. 外開放性気胸では縦隔動揺がみられる。
4. 心タンポナーデでは頻脈がみられる。

 

 

 

 

2

 

 

 

 

 

55 正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1. マルファン(Marfan)症候群は常染色体劣性遺伝である。
2. 軟骨無形成症はX脚変形が特徴的である。
3. モルキオ(Morquio)病は体幹短縮型の小人である。
4. エーラース・ダンロス(Ehlers-Danlos)症候群はコラーゲン合成の異常による。

 

 

 

 

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44 正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1. 開放創を多量の生理的食塩水で洗浄した。
2. 脊椎損傷が疑われたため側臥位で搬送した。
3. 創の止血の目的でデブリドマンを行った。
4. 交通事故では多発外傷の有無に注意した。

 

 

 

 

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45 76歳の女性。調理中、衣服に火が燃え移り、胸腹部全体と左右上肢全体にⅡ度+Ⅲ度の熱傷を受けた。「9の法則」による正しい熱傷面積はどれか。

 

1. 18%
2. 27%
3. 36%
4. 45%

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

46 正しい組合せはどれか。

 

1. 丹毒 ―――― 緑膿菌
2. 毛嚢炎 ――― 黄色ブドウ球菌
3. 梅毒 ―――― ウェルシュ菌
4. ガス壊疽 ―― 破傷風菌

 

 

 

 

2

 

 

 

 

 

47 播種性転移はどれか。

 

1. 胃癌のウィルヒョウ転移
2. 大腸癌の肝転移
3. 胃癌のシュニッツラー転移
4. 前立腺癌の骨転移

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

48 経静脈的高カロリー輸液について正しいのはどれか。

 

1. 蛋白質の補給には主として血漿を用いる。
2. 消化管の術後で長時間経口摂取できないときに行う。
3. 輸液はまず50%糖液から始める。
4. 末梢静脈から注入する。

 

 

 

 

2

 

 

 

 

 

49 誤っている組合せはどれか。

 

1. 心嚢穿刺 ―― 心タンポナーデの治療
2. 胸腔穿刺 ―― 膿胸の治療
3. 腹腔穿刺 ―― 大腸穿孔の治療
4. 関節穿刺 ―― 関節水腫の治療

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

50 全身麻酔の前投薬で誤っているのはどれか。

 

1. 気道分泌抑制薬
2. 鎮痛薬
3. 昇圧薬
4. 鎮静薬

 

 

 

 

3

 

 

 

 

51 一次救命処置で誤っているのはどれか。

 

1. 人工呼吸
2. 自動体外式除細動器(AED)
3. 保温
4. 心臓マッサージ

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

52 顔面外傷で誤っている組合せはどれか。

 

1. 鼻骨骨折 ――― 顔面神経麻痺
2. 頬骨骨折 ――― 開口障害
3. 耳介血腫 ――― カリフラワー耳
4. 上顎骨骨折 ―― 咬合異常

 

 

 

 

1

 

 

 

 

 

53 28歳の男性。オートバイ運転中に転倒、頭部を強く打撲した。受傷時一過性の意識障害があったが、その後意識清明となり普通に会話していた。6時間後に頭痛を訴え、次第に呼びかけに応じなくなった。最も考えられるのはどれか。

 

1. 脳挫傷
2. 外傷性クモ膜下出血
3. 急性硬膜外血腫
4. 急性硬膜下血腫

 

 

 

 

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54 腹膜炎でみられる反跳性圧痛はどれか。

 

1. ブルンベルグ徴候
2. グレイ・ターナー徴候
3. クールボアジエ徴候
4. カレン徴候

 

 

 

 

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