問66
タナ障害が発生しやすいのはどれか。
1.膝蓋上滑膜ヒダ
2.膝蓋下滑膜ヒダ
3.膝蓋内側滑膜ヒダ
4.膝蓋外側滑膜ヒダ
答え.3
問67
ベネット(Bennett)損傷でみられないのはどれか。
1.肩関節の外旋可動域が減少する。
2.肩関節の外転・外旋で疼痛を生じる。
3.肩関節後方に圧痛がある。
4.投球時のコッキング期に疼痛を訴える。
答え.1
問68
疲労骨折で正しいのはどれか。
1.主症状は患部の疼痛である。
2.病的状態が基盤に存在する。
3.1回の外力でも発生し得る。
4.上肢骨の発生頻度が高い。
答え.1
問69
骨損傷における急性塑性変形で正しいのはどれか。
1.小児の長管骨にみられる。
2.骨挫傷が原因である。
3.骨軸に平行な骨折線を認める。
4.骨の海綿質部分に発生する。
答え.1
問70
骨折の治癒機序で正しいのはどれか。
1.軟骨内骨化 → 血腫形成 → 結合織内骨化 → リモデリング
2.血腫形成 → 結合織内骨化 → 軟骨内骨化 → リモデリング
3.結合織内骨化 → 軟骨内骨化 → 血腫形成 → リモデリング
4.血腫形成 → 軟骨内骨化 → 結合織内骨化 → リモデリング
答え.2
問71
脱臼で誤っている組み合わせはどれか。
1.肩鎖関節上方脱臼・・・・・・肩鎖靱帯損傷
2.肩関節烏口下脱臼・・・・・・バンカート損傷
3.肘関節後方脱臼・・・・・・・関節包後面断裂
4.示指MP関節脱臼・・・・・・・掌側版断裂
答え.3
問72
誤っている組み合わせはどれか。
1.手根管症候群・・・・・・・・・・・正中神経
2.肘部管症候群・・・・・・・・・・・尺骨神経
3.円回内筋症候群・・・・・・・・・・橈骨神経
4.ギヨン(Guyon)管症候群・・・・・・尺骨神経
答え.3
問73
初期評価でないのはどれか。
1.業務範囲であるかどうかの判断
2.患者が自己管理するための助言
3.クリティカルパスに沿った説明
4.治癒に至る治療プログラムの設定
答え.2
問74
受傷1週間以内に行う指導管理で正しい組み合わせはどれか。
1.上腕骨顆上骨折・・・・・・疼痛増強時には患部を十分冷却させる。
2.橈骨遠位端骨折・・・・・・手指の自動運動を積極的に行わせる。
3.アキレス腱断裂・・・・・・固定状態での患肢荷重訓練をさせる。
4.前距腓靱帯損傷・・・・・・就寝時に踵部を床に接地させる。
答え.2
問75
胸腰椎移行部圧迫骨折で誤っているのはどれか。
1.脊柱屈曲位でしりもちをつき発生する。
2.受傷椎高位に一致する帯状痛がみられる。
3.腹部膨満感を訴える。
4.脊髄損傷を合併しやすい。
答え.4
問76
セイヤー絆創膏固定法で正しいのはどれか。
1.第Ⅰ帯は患肢を挙上させて下方転位を防止する。
2.第Ⅱ帯は肩を外方に引き鎖骨の短縮転位を防止する。
3.第Ⅲ帯は前腕の重量で骨折部に圧迫力を加える。
4.第Ⅳ帯は上腕を固定し患部の動揺性を防止する。
答え.3
問77
介達外力によって発生する肩甲骨骨折の部位はどれか。
1.関節窩
2.体部
3.肩峰
4.下角
答え.1
問78
肩関節前方脱臼に合併する上腕骨の陥没部位で正しいのはどれか。
1.前内方
2.前外方
3.後内方
4.後外方
答え.4
問79
患者をベッド上で腹臥位とし、患側上肢をベッドの端から下垂させ、重りをつけて牽引し自然整復させる肩関節前方脱臼の整復法はどれか。
1.スティムソン法
2.ヒポクラテス法
3.ミルヒ法
4.モーテ法
答え.1
問80
上腕骨骨幹部三角筋付着部より遠位部の骨折で正しいのはどれか。
1.近位骨片・・・・・・内方転位
2.遠位骨片・・・・・・外上方転位
3.近位骨片・・・・・・前外方転位
4.遠位骨片・・・・・・後下方転位
答え.3
問81
ソルター・ハリス分類で上腕骨外顆骨折が該当するのはどれか。
1.Ⅰ型
2.Ⅱ型
3.Ⅲ型
4.IV型
答え.4
問82
橈骨近位端骨折に合併しにくいのはどれか。
1.上腕骨内顆骨折
2.上腕骨小頭骨折
3.肘頭骨折
4.前腕両骨後方脱臼
答え.1
問83
正しい組み合わせはどれか。
1.尺骨骨幹部骨折・・・・・過外反肘形成
2.橈骨遠位端骨折・・・・・過内反肘形成
3.中手骨頚部骨折・・・・・ナックルパート変化
4.末節骨骨折・・・・・・・ロッキングフィンガー変化
答え.3
問84
第3中手骨長軸に沿った軸圧痛をみるのはどれか。
1.月状骨骨折
2.三角骨骨折
3.小菱形骨骨折
4.有鉤骨鉤骨折
答え.1
問85
骨片転位で正しい組み合わせはどれか。
1.肩甲骨上角骨折・・・・上内方
2.上腕骨内顆骨折・・・・後上方
3.腸骨翼単独骨折・・・・下後方
4.脛骨外顆骨折・・・・・上前方
答え.1
問86
下肢骨折で正しい組み合わせはどれか。
1.下腿骨三果部骨折・・・・・コットン(Cotton)骨折
2.膝蓋骨骨折・・・・・・・・マルゲーニュ(Malgaigne)骨折
3.脛骨粗面裂離骨折・・・・・ジョーンズ(Jones)骨折
4.脛骨骨幹部骨折・・・・・・ポット(Pott)骨折
答え.1
問87
裂離骨折で正しい組み合わせはどれか。
1.恥骨下枝・・・・・仙結節靱帯
2.腓骨頭・・・・・・短腓骨筋
3.脛骨内果・・・・・三角靱帯
4.踵骨・・・・・・・後脛骨筋
答え.3
問88
下肢骨折で正しい組み合わせはどれか。
1.大腿骨大転子骨折・・・・・・・・・・ルドロフ症候
2.大腿骨内側側副靱帯付着部骨折・・・・内反ストレステスト陽性
3.脛骨顆間隆起骨折・・・・・・・・・・前方引き出しテスト陽性
4.中間楔状骨骨折・・・・・・・・・・・ナウマン症候
答え.3
問89
股関節脱臼で誤っているのはどれか。
1.介達外力により発生することが多い。
2.後方脱臼が大半を占める。
3.大腿骨頭靱帯の断裂がみられる。
4.寛骨臼縁の骨折を伴うものを中心性脱臼という。
答え.4
問90
外傷性膝関節脱臼で正しいのはどれか。
1.後方脱臼がもっとも多く発生する。
2.ダッシュボード損傷で前方脱臼が発生する。
3.膝側副靱帯損傷を合併することはない。
4.足背動脈の拍動の消失・減弱に注意する。
答え.4
問91
脱臼と症状の組合せで誤っているのはどれか。
1.膝関節前方脱臼―――――――膝関節伸展位
2.ショパール関節外側脱臼―――内反足様変形
3.リスフラン関節背側脱臼―――尖足位変形
4.第1趾背側脱臼――――――Z字型変形
答え.2
問92
外傷性顎関節捻挫と鑑別を要する顎関節症はどれか。
1.Ⅰ型
2.Ⅱ型
3.Ⅲ型
4.Ⅳ型
答え.2
問93
肋間筋損傷の特徴的な所見はどこか。
1.介達痛
2.腫 脹
3.内出血
4.運動痛
答え.4
問94
胸骨骨折で多いのはどれか。
1.縦骨折
2.横骨折
3.斜骨折
4.複合骨折
答え.2
問95
関連痛で正しい組合せはどれか。
1.上腕骨外側上顆炎――――――示指伸筋
2.上腕骨内側上顆炎――――――尺側手根屈筋
3.ステナー損傷――――――――母指対立筋
4.ばね指―――――――――――短母指屈筋
答え.2
問96
成人で発症するのはどれか。
1.パンナー(Panner)病
2.キーンベック(Kienbock)病
3.フライバーグ(Freiberg)病
4.セーバー(Sever)病
答え.2
問97
非外傷性腓骨筋腱脱臼で誤っているのはどれか。
1.足関節の内返しで発生する。
2.長腓骨筋腱が外果の前方へ移動する。
3.上腓骨筋支帯の欠損がある。
4.腓骨筋腱溝の形成不全がある。
答え.1
問98
足関節内返し強制による前距腓靭帯損傷で正しいのはどれか。
1.疼痛や腫脹の程度と損傷程度は比例する。
2.足関節底屈位に比べ足関節直角位での内反強制で疼痛が増強する。
3.外果と第5中足骨基部を結ぶ線の中点から2横指前方に圧痛がみられる。
4.重症例では距骨の前方引き出し症状が見られる。
答え.4
問99
下腿骨疲労骨折で難治なのはどれか。
1.a
2.b
3.c
4.d
答え.3
問100
ラウゲ・ハンセン分類で誤っているのはどれか。
1.回内・外転損傷
2.回外・内転損傷
3.回内・外旋損傷
4.回外・内旋損傷
答え.4
問101
30歳の男性。災害現場で意識なく倒れているところを発見された。顔面蒼白、冷汗、脈拍減弱を認めた。搬送に備え、とるべき適切な体位はどれか。
1.a
2.b
3.c
4.d
答え.2
問102
75歳の女性。自宅の庭で転倒し受傷した。来所時左肩周辺の疼痛を訴え、上肢の挙上不能であった。なお、骨粗鬆症により円背がみられる。単純エックス線写真(別冊No.1)を別に示す。治療方針で適切なのはどれか。2つ選べ。
1.積極的に徒手整復を行う。
2.4週間程度は患肢を体幹に固定する。
3.ハンギングキャストの適応となる。
4.固定除去後はコッドマン体操が有効である。
答え.1・4
問103
45歳の男性。2か月前に右手を衝き転倒した。前腕部の脱臼骨折に対してギプス固定にて加療された。その後、痛みや感覚の障害はないが、指が伸びないと来所した。MP関節は伸展できないが、手関節は背屈可能であった。考えられるのはどれか。
1.円回内筋による前骨間神経障害
2.尺骨神経障害による鷲手変形
3.ギプスによる手指屈曲拘縮
4.橈骨頭による後骨間神経障害
答え.4
問104
21歳の男性。1か月前から投球時右肩部に痛みが出現するため来所した。同部にわずかな熱感が見られ、肩関節自動運動に制限はみられないが、挙上時や外転外旋運動時に疼痛と引っかかり感が出現した。考えられるのはどれか。2つ選べ。
1.SLAP損傷
2.肩甲上神経麻痺
3.石灰沈着性肩関節周囲炎
4.肩峰下インピンジメント症候群
答え.1・4
問105
45歳の男性。右前腕掌側近位に急激な疼痛が出現し、その3日後から母指と示指が曲がりにくいとの主訴で来所した。母指と示指でマルを作る動作を指示したところ、図のような障害を呈した。考えられるのはどれか。
1.母指球筋の萎縮
2.方形回内筋の麻痺
3.示指末節部の感覚異常
4.背側骨間筋の萎縮
答え.2
問106
16歳の男子。高校の野球部に所属している。7歳の時、ジャングルジムから転落し左肘骨折の既往歴がある。肘関節の屈曲で肘内側部から前腕尺側にかけてしびれがあり、握力も低下してきたため来所した。患肢は外反肘変形を呈している。考えられる所見はどれか。
1.母指球筋の萎縮
2.フローマン徴候陽性
3.下垂手
4.示指・中指末節の感覚異常
答え.2
問107
40歳の女性。3か月前からマラソン大会に向けランニングを始めた。1週間前からランニング中に右膝関節部に疼痛を感じるようになった。特に腫脹はみられず、図のように大腿骨外顆やや近位を圧迫しながら膝関節を伸展させると疼痛が誘発された。考えらえるのはどれか。
1.ジャンパー膝
2.腸脛靱帯炎
3.半月板損傷
4.膝外側側副靭帯損傷
答え.2
問108
25歳の男性。1か月前にバスケットボール中に左膝を打撲した後、膝蓋骨上外側部の圧痛と運動中や運動後の鈍痛で来所した。単純エックス線写真(別冊No.2)を別に示す。膝の腫脹や安静時痛、骨偏位や不安感(apprehension)はなく踵殿距離も左右差はなかった。考えられるのはどれか。
1.膝蓋骨脱臼
2.膝蓋骨骨折
3.分裂膝蓋骨
4.膝蓋腱靱帯炎
答え.3
問109
35歳の男性。テニスの試合中、下腿部に激痛を覚え、その後歩行困難となり来所した。損傷部位に圧痛を認め、陥凹を触知した。足関節自動的底屈時に損傷部に疼痛を訴え、下腿三頭筋を把握した際、足関節は底屈した。健常者の下腿の写真(別冊No.3)を別に示す。考えらえる損傷部はどれか。
1.a
2.b
3.c
4.d
答え.3
問110
22歳の男性。1週前、サッカーの練習で右足によるインステップキックを行った際、右足関節後方部に痛みを感じ練習を中止した。練習の中止で疼痛が軽減し、練習の再開で同部の疼痛が再発し来所した。現在、足関節後部の圧痛と他動的な足関節の底屈強制で同部に疼痛が再発する。疑われるのはどれか。
1.足根洞症候群
2.有痛性外脛骨
3.二分靱帯損傷
4.有痛性三角骨
答え.4
問66
小児骨折で誤っているのはどれか。
1.骨折の治癒過程で骨に過成長が起こる。
2.幼小児の脛骨骨幹部では骨膜下骨折が起こりやすい。
3.骨は柔軟性に富んでいるため粉砕骨折を生じることは少ない。
4.骨のリモデリングが盛んで捻転転位の自家矯正は顕著である。
答え.4
問67
骨折と後遺症の組み合わせで正しいのはどれか。
1.前腕骨骨折・・・・・・過剰仮骨形成
2.肋骨骨折・・・・・・・ズデック(Sudeck)骨萎縮
3.踵骨骨折・・・・・・・阻血性骨壊死
4.上腕骨外科頚骨折・・・外傷性骨化筋炎
答え.1
問68
反復性脱臼の原因となるのはどれか。
1.骨軟骨の発育障害
2.関節の弛緩
3.自身の筋力
4.腱付着部の裂離骨折
答え.4
問69
脱臼を疑わせる所見で誤っているのはどれか。
1.弾発性抵抗を認める。
2.関節軸が変化する。
3.関節血腫が著明である。
4.関節窩部に陥凹を触知する。
答え.3
問70
リスフラン関節脱臼で正しいのはどれか。
1.背側脱臼は足背アーチが低下する。
2.底側脱臼は足底部に足根骨前部が突出する。
3.内側脱臼は足内縁に内側楔状骨が突出する。
4.外側脱臼は足外側縁に第5中足骨基部が突出する。
答え.4
問71
筋腱と骨摩擦部の組合せで正しいのはどれか。
1.棘上筋腱・・・・・・小結節部
2.上腕二頭筋腱・・・・関節下結節部
3.長母指伸筋腱・・・・リスター結節部
4.長母指外転筋腱・・・尺骨茎状突起部
答え.3
問72
足関節底屈強制で症状が誘発されるのはどれか。
1.第1ケーラー(Kohler)病
2.有痛性三角骨
3.アキレス腱断裂
4.足底腱膜炎
答え.2
問73
大腿四頭筋損傷の患者から主訴聴取後に行う身体所見評価で正しいのはどれか。
1.関節可動域や大腿周径の計測
2.腫脹や出血斑の確認
3.筋硬結や陥凹の確認
4.FNSテストによる確認
答え.2
問74
直ちに医師の診察を要するのどれか。
1.徒手整復前に末梢動脈の拍動を認めなかった。
2.蒼白だった顔色が徒手整復後に紅潮してきた。
3.包帯施行後に末梢部にしびれ感を訴えた。
4.固定除去後に関節可動域が制限されていた。
答え.1
問75
基本包帯法で正しい組合せはどれか。
1.肩 部・・・・扇状帯
2.母 指・・・・亀甲帯
3.膝 部・・・・人字帯
4.足 部・・・・麦穂帯
答え.4
問76
骨折と好発部位の組合せで誤っているのはどれか。
1.頚椎楔状圧迫骨折・・・・第3頚椎
2.頚椎棘突起骨折・・・・・第7頚椎
3.胸椎椎体圧迫骨折・・・・第7胸椎
4.腰椎椎体破裂骨折・・・・第1腰椎
答え.1
問77
肩甲骨体部骨折で正しいのはどれか。
1.粉砕骨折が多くみられる。
2.骨片の転位が大きい。
3.患肢は内転位で保持する。
4.深呼吸によって疼痛が軽減する。
答え.3
問78
上腕骨近位端部骨折で正しいのはどれか。
1.骨頭骨折は骨癒合が良好である。
2.解剖頚骨折は関節内血腫が著明である。
3.骨端線離開は肩関節内転・屈曲位固定する。
4.小結節単独骨折は肩関節前方脱臼に合併する。
答え.2
問79
介達外力による上腕骨骨折で遠位骨片が前上方に転位するのはどれか。2つ選べ。
1.外科頚内転型骨折
2.骨幹部骨折(三角筋付着部より遠位骨折)
3.顆上屈曲型骨折
4.外顆骨折
1.3
問80
上腕骨骨幹部横骨折で偽関節が発生しやすい原因はどれか。
1.接触面積が広い。
2.海綿質が豊富である。
3.整復位保持が困難である。
4.軟部組織が介在しやすい。
答え.3
問81
上腕骨顆上伸展型骨折で正しいのはどれか。
1.内旋転位の残存はリモデリングが期待できる。
2.前方傾斜角の減少によって屈曲制限をきたす。
3.バウマン角の増大は内反肘変形を示唆する。
4.積極的な他動運動によって関節可動域訓練を行う。
答え.2
問82
モンテギア(Monteggia)骨折で正しいのはどれか。
1.伸展型に比べ屈曲型が多い
2.伸展型では尺骨は前外方凸の屈曲変形を呈する。
3.尺骨神経麻痺を合併する。
4.屈曲型では肘関節鋭角屈曲位、前腕回外位で固定する。
答え.2
問83
手根骨骨折で正しいのはどれか。
1.舟状骨骨折は直達外力によって発生することが多い。
2.小菱形骨骨折に合併する骨折では第1中手骨骨折がある。
3.有鈎骨鈎骨折はゴルファーにみられる。
4.月状骨単独骨折は月状骨周囲脱臼より多くみられる。
答え.3
問84
中手骨頚部骨折の整復で正しいのはどれか。
1.整復時、手関節は軽度屈曲位とする。
2.側副靱帯を弛緩させて行う。
3.MP関節伸展位で末梢牽引を行う。
4.遠位骨片を掌側から背側に直圧する。
答え.4
問85
指骨骨折で捻転転位を伴いやすいのはどれか。
1.末節骨横骨折
2.中節骨骨幹部骨折
3.基節骨頚部骨折
4.基節骨基部骨折
答え.4
問86
棘果長の延長がみられるのはどれか。
1.デュベルニー(Duverney)骨折
2.マルゲーニュ(Malgaigne)骨折
3.セゴン(Segond)骨折
4.ポット(Pott)骨折
答え.1
問87
果部骨折におけるラウゲ・ハンセン分類で、前脛腓靱帯の断裂とともに、外果の斜骨折がみられるのはどれか。
1.回外・内転骨折
2.回外・外旋骨折
3.回内・外旋骨折
4.回内・外転骨折
答え.2
問88
下腿三頭筋の急激な収縮で発生する踵骨骨折はどれか。
1.水平骨折
2.載距突起骨折
3.踵骨体部骨折
4.踵骨隆起骨折
答え.1
問89
胸鎖関節前方脱臼で正しいのはどれか。
1.肩に対して後方への介達外力によって発生する。
2.筋緊張を避けるため頭部を健側に傾ける。
3.鎖骨中央部骨折との鑑別が必要となる。
4.変形を残すと大きな機能障害がみられる。
答え.1
問90
反復性肩関節脱臼の原因で誤っているのはどれか。
1.バンカート損傷
2.ヒル・サックス損傷
3.関節上腕靱帯断裂
4.肩峰下インピジメント症候群
答え.4
問91
肘関節後方脱臼の転位で正しいのはどれか。
1.関節包の後外側面が断裂する。
2.上腕骨遠位端が後方へ転位する。
3.橈骨頭は上腕骨小頭の外側面に接する。
4.尺骨鈎状突起は上腕骨滑車の後壁に接する。
答え.4
問92
股関節後方脱臼で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.股関節過伸展時に股関節の外転、外旋が強制され発生する。
2.転位した大腿骨頭の隆起が鼡径部の皮下で触れる。
3.整復障害因子として関節包裂孔部の狭小がある。
4.下肢の重さと重力を利用した整復法としてスティムソン法がある。
3.4
問93
距腿関節脱臼で正しいのはどれか。
1.前方脱臼では前足部が短縮してみえる。
2.後方脱臼では足が伸展位に固定される。
3.内方脱臼では足が回内している。
4.外方脱臼では足背が内方に向く。
答え.4
問94
橈骨動脈の拍動を調べないのはどれか。
1.アドソンテスト
2.ライトテスト
3.モーリーテスト
4.アレンテスト
答え.3
問95
リトルリーガー肩はソルター・ハリス分類ではどれか。
1.Ⅰ 型
2.Ⅱ 型
3.Ⅲ 型
4.Ⅳ 型
答え.1
問96
絞扼性神経障害を起こす絞扼部位と神経の組み合わせで正しいのはどれか。
1.肩甲切痕部・・・・・・・・・・・肩甲下神経
2.クアドリラテラルスペース・・・・腋窩神経
3.フローセの腱弓・・・・・・・・・尺骨神経
4.浅指屈筋腱弓・・・・・・・・・・橈骨神経
答え.2
問97
疼痛が主症状であるのはどれか。
1.動揺性肩関節
2.デュピュイトラン(Dupuytren)拘縮
3.ベーカー(Baker)嚢腫
4.膝蓋軟骨軟化症
答え.4
問98
初期変形性膝関節症の痛みの特徴はどれか。
1.動作開始時
2.動作中
3.動作後
4.夜間就寝時
答え.1
問99
膝関節内反動揺検査で正しいのはどれか。
1.内側側副靱帯損傷の重傷度を判定する。
2.患側から先に検査を行い健側と比較する。
3.大腿四頭筋を収縮させて行うと検査が容易である。
4.30度屈曲位で動揺がなければ伸展位の検査は必要ない。
答え.4
問100
踵の固定を目的とするテーピングはどれか。
1.a
2.b
3.c
4.d
答え.3
問101
21歳の男性。2か月前にバスケットボール試合中に左膝を打ち負傷した。脛骨粗面部の発赤と腫脹を認めていたが、症状は軽快したという。最近、運動時に膝窩部痛が出現し来所した。ラックマンテストでエンドポイントはあるが、膝90度屈曲位で脛骨を前へ引くと出るような感じとそこから後ろに押すと戻るような感じがある。考えられるのはどれか。
1.ジャンパー膝
2.前十字靱帯損傷
3.オスグット-シュラッター(Osgood-Schlatter)病
4.後十字靱帯損傷
答え.4
問102
54歳の女性。散歩中に足を滑らせ右手掌を衝いて転倒し受傷した。来所時、右肩関節はやや外転し弾発性固定を認めた。三角筋部の膨隆とモーレンハイム窩が消失していた。整復前と整復後の単純エックス線写真(別冊No.2)を別に示す。整復後の固定肢位はどれか。
1.肩関節軽度屈曲内旋位
2.肩関節下垂外旋位
3.肩関節外転外旋位
4.肩関節内転内旋位
答え.3
問103
33歳の男性。倒立をしている時に転倒し、右の橈骨骨幹部遠位1/3部骨折に遠位橈尺関節背側脱臼を合併した。固定肢位で正しいのはどれか。
1.肘関節鋭角屈曲位、前腕回外位
2.肘関節鋭角屈曲位、前腕回内回外中間位
3.肘関節直角位、前腕回外位
4.肘関節直角位、前腕回内回外中間位
答え.4
問104
30歳の男性。1週前、野球の試合中バットを強く握りスイングした時、強い痛みを覚えた。受傷直後から小指のしびれを訴えている。手掌の遠位手根骨尺側部に強い圧痛を認めた。母指の運動で制限がみられるのはどれか。
1.屈 曲
2.伸 展
3.内 転
4.外 転
答え.3
問105
30歳の女性。パラグライダーで飛行後、右足関節伸展状態で着地して負傷した。歩行不能のため、友人に連れられ来所した。腫脹、現局性圧痛および足関節伸展時痛がみられる。母趾が直角に足底側に屈曲している。考えられるのはどれか。
1.踵骨骨折
2.距骨骨折
3.舟状骨骨折
4.立方骨骨折
答え.2
問106
21歳の女性。空手の練習中、相手の肘で頬を強打された。2週後、両側の外耳孔前方に圧痛と同部の疼痛による開口制限があるため来所した。顎関節運動時にクリック音はなく、強制的に開口をさせると開口域増大を認めた。この患者で考えられるのはどれか。
1.咀嚼筋障害
2.関節包・靱帯障害
3.関節円板障害
4.変形性顎関節症
答え.2
問107
22歳の女性。事務職員をしている。1週間前からパソコン作業をしていると右上肢に鈍痛と冷感を自覚するようになった。その後、通勤時に電車のつり革を握っていると上肢がだるく、鈍痛や冷感の症状が悪化することに気付き来所した。女性はなで肩である。陽性となる検査法はどれか。2つ選べ。
1.ドロップアームテスト
2.ルーステスト
3.スパーリングテスト
4.エデンテスト
2.4
問108
46歳の女性。右手で瓶の蓋を回し開けようとした時、突然、示指が屈曲位となった。MP関節は30度屈曲位をとり、その位置からの屈曲は可能であるが伸展は不能であった。MP関節に明確な腫脹や熱感はなく、PIP関節の屈伸障害もみられない。この患者の圧痛部は図で示す部位のどれか。
1.a
2.b
3.c
4.d
答え.2
問109
21歳の男性。柔道の乱取り中、相手に技を掛けた時に自らもバランスを崩して転倒し、畳に指先を突き受傷した。疼痛が軽度であったので指先をテーピングで固定して練習を継続したが、次第に力が入りにくくなり、痛みも強くなったため中断した。この時の患部の写真(別冊No.3)を別に示す。中指DIP関節の伸展は不能であるが、PIP関節の伸展は可能である。考えられるのはどれか。
1.指伸筋腱断裂
2.PIP関節背側脱臼
3.浅指屈筋腱断裂
4.正中策断裂
答え.1
問110
16歳の男子。高校では陸上部に所属し、長距離を専門としてる。最近、競技会が近いため練習量を増やしたところ、脛骨の内側に痛みが生じ来所した。脛骨内側後縁部に沿った疼痛とストレッチング痛を認めた。この損傷の原因となるアライメント異常はどれか。
1.内反膝
2.扁平足
3.凹足
4.回外足
答え.2