31 正しいのはどれか。
1. 関節可動域の測定では基本肢位を90度とする。
2. 関節可動域は他動運動より自動運動の方が大きい。
3. あぐらでは股関節が外旋位にある。
4. 洗面では肩関節が外旋位にある。
3
32 長母指伸筋と長母指外転筋とに筋力低下がみられた。 障害が推定される神経はどれか。
1. 後骨間神経
2. 前骨間神経
3. 筋皮神経
4. 尺骨神経
1
33 頸椎損傷で誤っているのはどれか。
1. 環椎破裂骨折では頸髄損傷はまれである。
2. 歯突起骨折の診断では開口位エックス線写真が有用である。
3. 環軸関節脱臼は頸椎の伸展強制による。
4. 軸椎関節突起間骨折の骨癒合は良好である。
3
34 化膿性腸腰筋炎について正しいのはどれか。
1. 坐骨神経麻痺の合併
2. 股関節伸展拘縮
3. 腸骨窩に波動触知
4. 腸腰筋陰影の内方偏位
3
35 慢性関節リウマチでみられない手指変形はどれか。
1. スワンネック変形
2. ボタン穴変形
3. クルッケンベルグ変形
4. マレット変形
4
36 変形性関節症の原因として頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
1. 末端肥大症
2. ページェット病
3. 骨形成不全症
4. 血友病
1 4
37 女性に多くみられるのはどれか。
1. フライバーグ病
2. キーンベック病
3. ペルテス病
4. 第1ケーラー病
1
38 疾患と好発年齢との組合せで正しいのはどれか。
1. 骨肉腫 ─── 10代
2. 骨嚢腫 ─── 20代
3. 癌骨転移 ── 30代
4. 巨細胞腫 ── 50代
1
39 骨粗髭症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 椎体の圧迫骨折が生じやすい。
2. 骨吸収が骨形成に比べ減少している。
3. 骨量の減少は骨皮質に著しい。
4. 力学的負荷が骨量維持に重要である。
1 4
40 変形性膝関節症にみられないのはどれか。
1. 初動時痛
2. 関節液混濁
3. 大腿四頭筋萎縮
4. 骨棘形成
2
31 骨折を起こしやすいのはどれか。2つ選べ。
1. 軟骨無形成症
2. 骨形成不全症
3. 大理石病
4. マルファン症候群
2 3
32 関節可動域を記載する上で誤っているのはどれか。
1. 基本肢位を0度とする。
2. 通常1度刻みで測定する。
3. 他動運動による測定値を表記する。
4. 参考可動域が示されている。
2
33 ガス壊疸について誤っているのはどれか。
1. 抗菌薬の投与は有効である。
2. 高圧酸素療法は無効である。
3. 起炎菌はクロストリジウムである。
4. 死の転帰をとり得る。
2
34 初期の腰椎分離症で、骨癒合の可能性をみるのに効果的な検査はどれか。
1. シンチグラム(99mTc)
2. 単純エックス線
3. 超音波
4. MRI
1 4
35 腱鞘炎について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 強剛母指ではMP関節の伸展が制限される。
2. 透析患者の手指の弾発現象は屈筋腱鞘滑膜の肥厚が原因である。
3. ド・ケルバン(de Quervain)病は第1伸筋区画での狭窄性腱鞘炎である。
4. 交叉性腱鞘炎は短母指伸筋腱と尺側手根伸筋腱との摩擦で生じる。
2 3
36 アキレス腱断裂について正しいのはどれか。
1. 保存療法では足関節自然下垂位で固定する。
2. 手術療法は保存療法の約半分の期間でスポーツに復帰できる。
3. アキレス腱周囲炎はアキレス腱断裂に移行しやすい。
4. バドミントンよりもラグビー等のコンタクトスポーツに多い。
1
37 65歳の男性。4ヶ月前から腰痛あり近医受診。腰痛症と診断され鎮痛剤の投与を受ける。しかし腰痛は増悪し、頑固な疼痛となり専門医を受診。単純エックス線で第2・第3腰椎全体に骨硬化像を認めるも変形は少ない。骨シンチグラムでは多発性の集積像を認める。
1. 腰椎椎間板炎
2. 肝癌骨転移
3. 前立腺癌骨転移
4. 腰椎分離症
3
38 第4・第5腰椎間の椎間板内圧が最も高くなる姿勢はどれか。
1. 腰掛け座位
2. 側臥位
3. 直立立位
4. 前傾立位
4
39 デュピュイトラン(Dupuytren)拘縮について正しいものはどれか。
1. 好発部位は示指である。
2. 運動障害が強い場合はまず保存療法を行う。
3. 手術後の再発はほとんど見られない。
4. 手掌腱膜の肥厚・収縮による指の屈曲拘縮である。
4
40 30歳の男性。ジャンプの着地で右膝の膝くずれを生じ近医受診。自力歩行不能。疼痛および腫脹は膝部前面にある。前後および側方動揺性に左右さなく膝蓋跳動も明らかでない。受傷2日目のエックス線写真(別冊A、B)とMRI(別冊C)とを別に示す。
1. 膝前十字靱帯断裂
2. 膝蓋骨脱臼
3. 膝関節内骨折
4. 膝蓋腱断裂
4
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