第14回柔道整復師過去問題 午後その1
1柔道整復師の免許で正しいのはどれか。
1.日本国籍を有しなければならない。
2.更新制度はない。
3.免許証を所持しなければ業はできない。
4.免許を取り消されたら再免許は与えられない。
2
2柔道整復師の行為で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.脱臼をしていたので、整形外科医を紹介した。
2.捻挫した患部に施術を行った。
3.骨折した患者に経口鎮痛薬を投与した。
4.施術の効果をあげる目的で鍼・灸を行った。
1 2
3柔道整復師の業務で正しいのはどれか。2つ選べ。
1.医師の指示で外科手術の補助を業としている。
2.骨折の患部に応急手当を行った。
3.患部の状態を知るために、自らエックス線単純撮影を行った。
4.患部の状態を知るために、自ら触診を行った。
2 4
4医師の同意について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.打撲の施術には必要としない。
2.医師には歯科医師が含まれる。
3.同意があれば放射線の人体への照射ができる。
4.骨折の施術には必要とする。
1 4
5守秘義務で正しいのはどれか。
1.疾病に関する内容に限られる。
2.業務外で知り得た内容も同様の義務である。
3.秘密とは他に漏れると本人の不利益になるものである。
4.一般的に知られている内容も含む。
3
6都道府県知事が施術所の開設者に命ずることができるのはどれか。
1.保険診療を行わせる。
2.施術所で業務に従事する柔道整復師の採用方法について報告させる。
3.開設者の経歴を広告させる。
4.立入検査に基づいて設備を改善させる。
4
7正しいのはどれか。2つ選べ。
1.憲法に定める天皇の国事行為は国会の承認を要する。
2.条約の承認は内閣の決定による。
3.法律とは国会の議決を通した成文法である。
4.厚生労働省令は命令に含まれる。
3 4
8医療法で定められている事柄について誤っているのはどれか。
1.医療は、国民自らの健康の保持のための努力を基礎とする。
2.都道府県は、医療を提供する体制の確保に関する計画を定める。
3.適切な説明は、医療の担い手のうち医師が行わなければならない。
4.医療の担い手は、良質かつ適切な医療を行うよう努めなければならない。
3
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9医療提供機関の定義で入院患者の収容人数について、正しい組合せはどれか。
1.診療所 ──────── 10人以上
2.病院 ───────── 20人以上
3.特定機能病院 ───── 200人以上
4.地域医療支援病院 ─── 300人以上
2
10理学療法士の業務でないのはどれか。
1.治療体操
2.マッサージ
3.電気刺激
4.骨折の整復
4
11リハビリテーションの考え方で適切でないのはどれか。
1.疾病が治癒してから開始する。
2.傷害の原因となる疫病を防ぐ。
3.障害を予測し、その軽減を図る。
4.生活の質の向上をめざす。
1
12職種とその役割との組合せで誤っているのはどれか。
1.義肢装具士 ─── 装具処方
2.理学療法士 ─── 運動療法
3.作業療法士 ─── 日常生活活動訓練
4.言語聴覚士 ─── 嚥下訓練
1
13障害の3つのレベルで能力低下に分類されるのはどれか。
1.関節拘縮
2.失語症
3.就労困難
4.歩行困難
4
14肩関節の関節可動域測定で正しいのはどれか。
1.伸展は腹臥位で測定する。
2.屈曲は肘関節伸展位で測定する。
3.内外旋の移動軸は上腕骨に一致させる。
4.水平屈曲の参考可動域は90度である。
2
15温熱療法の局所作用で誤っているのはどれか。
1.代謝亢進
2.血流増加
3.筋緊張の緩和
4.疼痛閾値の低下
4
16間欠牽引療法で誤っているのはどれか。
1.軟部組織の伸張を目的とする。
2.転移性脊椎腫瘍には禁忌である。
3.頸椎牽引の重量の目安は体重の1/2である。
4.1回の治療時間は10〜20分とする。
3
17作業療法の内容で適切でないのはどれか。
1.義手訓練
2.精神の活性化
3.身体機能低下の改善
4.職業訓練
4
18歩行補助具でないのはどれか。
1.T字つえ
2.ロフストランドクラッチ
3.歩行器
4.車いす
4
/
19脳卒中片麻痺患者の合併症で生命予後に影響するのはどれか。
1.視床痛
2.深部静脈血栓症
3.肩手症候群
4.異所性骨化
2
2035歳の男性。オートバイ事故により頸髄損傷、完全四肢麻痺となった。頸椎固定術後に早期リハビリテーションを開始したが、座位訓練を行ったところ意識が混濁し、臥位に戻すと回復した。 原因として考えられるのはどれか。
1.自律神経過反射
2.不整脈
3.起立性低血圧
4.痙攣発作
3
21アテトーゼ型脳性麻痺の特徴はどれか。
1.痙縮
2.不随意運動
3.運動失調
4.感覚障害
2
22女性に多い疾患はどれか。
1.痛風
2.強直性脊椎炎
3.全身性エリテマトーデス
4.悪性関節リウマチ
3
23症候性肥満をきたすのはどれか。
1.アジソン(Addison)病
2.クッシング(Cushing)症候群
3.甲状腺機能亢進症
4.神経性食思不振症
2
24精神発達に遅れがみられるのはどれか。
1.くる病
2.クレチン病
3.骨・軟骨異栄養症
4.下垂体性小人症
2
25「握った手をすぐに開くことが出来ない」という病態はどれか。
1.ミオトニア
2.ジスキネジア
3.テタニー
4.ジストニア
1
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26チアノーゼがみられるのはどれか。
1.ファロー(Fallot)四徴症
2.心房中隔欠損症
3.大動脈弁狭窄症
4.僧帽弁閉鎖不全症
1
27誤っている組合せはどれか。
1.チアノーゼ ───── 心不全
2.スプーン状爪 ──── 鉄欠乏性貧血
3.太鼓バチ指 ───── 肺気腫
4.ヘバーデン結節 ─── 関節リウマチ
4
28末梢性顔面神経麻痺にみられるのはどれか。
1.縮瞳
2.複視
3.眼振
4.ベル現象
4
29図の※で示す急性虫垂炎の圧痛点はどれか。
1.ボアス(Boas)点
2.ムンロー(Munro)点
3.ランツ(Lanz)点
4.マックバーネー(McBurney)点
3
30徐脈になるのはどれか.
1.アダムス・ストークス(Adams-Stokes)症候群
2.バセドウ(Basedow)病
3.発熱
4.貧血
1
31高熱と発熱のない時期が周期的にみられるのはどれか。
1.肝腫瘍
2.腸チフス
3.敗血症
4.マラリア
4
32肝硬変の所見でないのはどれか。
1.くも状血管腫
2.食道静脈瘤
3.血小板減少
4.高コレステロール血症
4
33気管支喘息について誤っているのはどれか。
1.経過の長い患者では発作時に樽状胸がみられる。
2.重積発作では呼吸音は減弱する。
3.肺機能検査における1秒率の低下は不可逆的である。
4.閉塞性換気障害である。
3
/
34肺のブラが破裂して発症するのはどれか。
1.気管支喘息
2.自然気胸
3.肺癌
4.肺線維症
2
3546歳の女性。子宮筋腫があり、生理が不順である。坂道をのぼるときに息切れがする。血液検査で小球性低色素性貧血が認められる。考えられるのはどれか。
1.悪性貧血
2.再生不良性貧血
3.鉄欠乏性貧血
4.溶血性貧血
3
36周期性四肢麻痺がみられるのはどれか。2つ選べ。
1.原発性アルドステロン症
2.褐色細胞腫
3.バセドウ(Basedow)病
4.アジソン(Addison)病
1 3
3755歳の女性。半年前から全身倦怠感、嗄声、下腿に圧痕を残さない浮腫がみられ、最近1か月で5kgの体重増加を認めた。20歳代に甲状腺機能亢進症の治療歴がある。考えられるのはどれか。
1.バセドウ(Basedow)病
2.橋本病
3.ネフローゼ症候群
4.肝硬変
2
38関節リウマチの症状でないのはどれか。
1.スワンネック変形
2.皮下結節
3.肺線維症
4.僧帽弁閉鎖不全症
4
39関節リウマチで罹患しやすいのはどれか。
1.頚椎環軸関節
2.腰椎椎間関節
3.胸肋関節
4.遠位指節間(DIP)関節
1
40ネフローゼ症候群にみられないのはどれか。
1.蛋白尿
2.高蛋白血症
3.高脂血症
4.浮腫
2
41脳塞栓の発症に重要なのはどれか。
1.心房細動
2.糖尿病
3.高脂血症
4.高血圧症
1
42筋萎縮性側索硬化症で正しいのはどれか。
1.女性に多い。
2.高齢者の発症は少ない。
3.下肢から発症する例がある。
4.終末期には眼球運動も傷害される。
3
43アルツハイマー(Alzheimer)病の病初期の特徴はどれか。
1.反社会的行為
2.計算障害
3.記銘力障害
4.不随意運動
3
44熱傷で正しいのはどれか。
1.凍傷は低温熱傷である。
2.熱傷は皮膚損傷の面積によってT〜V度に分類される。
3.乳幼児の熱傷面積の概算には「9の法則」を用いる。
4.広範囲熱傷患者のストレス潰瘍をカーリング(Curling)潰瘍という。
4
45急性炎症の四主徴でないのはどれか。
1.発赤
2.腫脹
3.滲出
4.疼痛
3
46リンパ行性転移はどれか。
1.ウィルヒョウ(Virchow)転移
2.大腸癌の肝転移
3.シュニッツラー(Schnitzler)転移
4.髄膜癌腫症
1
47夏の炎天下でテニスをしていて、めまいを生じ、顔面蒼白となり倒れた。処置として適切でないのはどれか。
1.涼しい場所に運び、衣服をゆるめて寝かせる。
2.水や濡れタオルをかけ扇ぐ。
3.頸・腋窩・鼠径部を冷やす。
4.冷たい水を飲ませる。
4
48CT施術中、造影剤を注入したところ、収縮期血圧80mmHg以下となり意識混濁を生じた。この病態で最も考えられるのはどれか。
1.心原性ショック
2.敗血症性ショック
3.アナフィラキシーショック
4.出血性ショック
3
4935歳の男性。乗用車を運転中に、交通事故で右側胸部をハンドルに強打した。意識は清明で目立った外傷はない。右側胸部に著明な疼痛があり、呼吸苦を訴えている。胸部単純エックス線検査で右の第7肋骨骨折と右肺の完全虚脱を認めた。行うべき治療はどれか。
1.気管内挿管
2.胸腔穿刺
3.緊急開胸手術
4.外固定による経過観察
2
50正しいのはどれか.
1.角膜移植では拒絶反応は起こらない。
2.同種移植では組織適合性抗原がすべて同一である。
3.同系移植では免疫抑制剤は不要である。
4.黄色人種と白色人種の間での移植は異種移植である。
3
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