第23回柔道整復師過去問題 午後その2

第23回柔道整復師国家試験過去問題

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第23回柔道整復師過去問題 午後その2

 

61 悪性化する可能性があるのはどれか。2つ選べ。

 

1 骨軟骨腫
2 内軟骨腫
3 孤立性骨嚢腫
4 線維性骨異形成

 

 

 

 

 

 

12

 

 

 

 

62 転移性骨腫瘍で正しいのはどれか。

 

1 温熱療法の適応となる。
2 造骨性転位では病的骨折は少ない。
3 長管骨の骨幹端部に好発する。
4 原発巣の症状が先行する。

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

63 検査と疾患との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 トーマステスト--------腸腰筋炎
2 リフトオフテスト------小円筋断裂
3 大腿神経伸展テスト----下位腰椎椎間板ヘルニア
4 前方引き出しテスト----前距腓靭帯断裂

 

 

 

 

 

 

14

 

 

 

 

64 肋骨骨折で緊急性が高いのはどれか。

 

1 胸部の皮下出血
2 骨折部の轢音
3 吸気時の胸痛
4 胸部の握雪感

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

65 57歳の男性。建設業。2週前から左肩甲部に刺すような痛みを自覚した。1週間から痛みは左上肢尺側に放散し同部にしびれも感じるようになった。手指の運動障害はない。最も考えられる疾患はどれか。

 

1 肘部管症候群
2 胸郭出口症候群
3 頸椎症性神経根症
4 石灰沈着性肩関節周囲炎

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

 

 

66 骨挫傷で正しいのはどれか。

 

1 高齢者に特有な損傷である。
2 疼痛がないのが特徴である。
3 MRIにより診断が可能である。
4 緻密質に限局した損傷である。

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

67 小児骨折で正しいのはどれか。

 

1 解剖学的整復が必要である。
2 捻転転位は自家矯正されやすい。
3 偽関節の発生はまれである。
4 関節拘縮が生じやすい。

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

68 骨端成長軟骨板で起こるのはどれか。2つ選べ。

 

1 リトルリーガー肩
2 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎
3 大腿骨頭すべり症
4 腰椎分離症

 

 

 

 

 

 

13

 

 

 

 

69 高齢者の骨折の特徴で正しいのはどれか。

 

1 海綿質の多い部位に好発する。
2 竹節状骨折になりやすい。
3 骨癒合しやすい。
4 骨癒合完了までベッド上で安静にする。

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

70 骨癒合に不利な条件はどれか。

 

1 軟部組織損傷が少ない。
2 転位が少ない。
3 細菌感染が認められる。
4 血腫が少ない。

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

71 フォルクマン拘縮に対するpassive stretch testの疼痛部位で正しいのはどれか。

 

1 上腕屈側
2 前腕屈側
3 手背部
4 手掌部

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

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72 単独脱臼で整復後でも疼痛が軽減しにくいのはどれか。

 

1 肩鎖関節上方脱臼
2 肩関節前方脱臼
3 膝蓋骨外側脱臼
4 第1中足趾節関節背側脱臼

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

73 チネル徴候で正しいのはどれか。

 

1 neurapraxiaで特徴的にみられる。
2 経時的に近位に移動していく。
3 Waller変性が起こる前にみられる。
4 末梢神経の再生状況を評価できる。

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

74 胸骨骨折で誤っているのはどれか。

 

1 体部骨折が多い。
2 横骨折が多い。
3 腹式呼吸となる。
4 偽関節になりやすい。

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

75 肋骨骨折で正しいのはどれか。

 

1 小児に多い骨折である。
2 ゴルフによる疲労骨折は下位肋骨に多い。
3 多発・複数骨折でフレイルチェストがみられる。
4 固定は最大吸気時に素早く施行する。

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

76 骨折と合併症との組合せで誤っているのはどれか。

 

1 鎖骨骨折-----------変形癒合
2 上腕骨骨幹部骨折---橈骨神経損傷
3 上腕骨外顆骨折-----内反肘
4 手舟状骨骨折-------偽関節

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

77 上腕骨骨折で骨癒合が起こりにくいのはどれか。

 

1 近位骨端線離開
2 大結節単独骨折
3 骨頭骨折
4 外科頸骨折

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

78 上腕骨骨幹部骨折の装具固定を図に示す。正しいのはどれか。

 

23回柔道整復師過去問題

 

1 骨折整復直後の固定に適している。
2 整復に患肢の重量を利用している。
3 小児の骨折に用いられる。
4 肩関節の自動運動が可能である。

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

79 指部の損傷でDIP関節が屈曲位となるのはどれか。2つ選べ。

 

1 終止腱断裂
2 深指屈筋腱断裂
3 末節骨基部背側裂離骨折
4 末節骨中央部横骨折

 

 

 

 

 

 

13

 

 

 

 

80 15歳の男子。受傷直後の単純エックス線写真を別に示す。正しいのはどれか。

 

23回柔道整復師過去問題

 

1 典型的な直達外力による骨折である。
2 腕橈関節脱臼に合併するものが多い。
3 外固定は前腕近位部から手関節までの範囲とする。
4 前腕両骨間の癒合を予防する。

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

81 母指IP関節の伸展障害を合併しやすいのはどれか。2つ選べ。

 

1 モンテギア骨折
2 ガレアジ骨折
3 コーレス骨折
4 掌側バートン骨折

 

 

 

 

 

 

13

 

 

 

/

 

82 ガーデン分類で正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1 Stage 1 は外転型骨折を含む。
2 Stage 2 は骨頭壊死が起こりにくい。
3 Stage 3 では遠位骨片が前上方に転位する。
4 Stage 4 は骨頭が回転転位する。

 

 

 

 

 

 

12

 

 

 

 

83 膝関節部の骨折で正しいのはどれか。

 

1 大腿骨顆上骨折では膝窩動脈損傷がみられる。
2 膝蓋骨腱膜下骨折の転位は高度になる。
3 脛骨外顆骨折では外側側副靱帯損傷がみられる。
4 脛骨顆間隆起骨折は成人男性に好発する。

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

84 膝蓋骨中央部に著明な陥凹を認め、膝関節自動伸展運動不能な患者を医療機関へ搬送する際、応急的な固定の膝関節肢位はどれか。

 

1 鋭角屈曲位
2 90°屈曲位
3 軽度屈曲位
4 過伸展位

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

85 デュピュイトラン脱臼骨折で起こらないのはどれか。

 

1 内果裂離骨折
2 遠位脛腓関節離開
3 腓骨骨幹部螺旋骨折
4 距骨内側脱臼

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

86 距骨骨折と踵骨骨折との共通点で正しいのはどれか。

 

1 高所からの転落により発生する。
2 関節包外骨折である。
3 ベーラー角が減少する。
4 無腐性骨壊死を合併する。

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

87 踵骨体部圧迫骨折の徒手整復操作で誤っているのはどれか。

 

1 足関節の屈曲を強制する。
2 両手掌で踵骨内外側を圧迫するように把持する。
3 踵部を末梢方向に牽引する。
4 連続的に踵部の内外転を繰り返す。

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

88 過伸展外力で発生するのはどれか。

 

1 顎関節後方脱臼
2 肘関節後方脱臼
3 股関節後方脱臼
4 膝関節後方脱臼

 

 

 

 

 

 

2

 

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89 大結節骨折を伴う肩関節前方脱臼で正しいのはどれか。

 

1 肩甲下神経損傷を伴う。
2 整復は脱臼から行う。
3 高齢者では徒手整復は禁忌である。
4 ハンギングキャスト固定を行う。

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

90 肘関節後方脱臼の整復確認で誤っているのはどれか。

 

1 整復音の触知
2 疼痛の軽減
3 ヒューター三角の正常化
4 他動的な正常可動域確認

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

91 月状骨脱臼で誤っているのはどれか。

 

1 骨折を伴うことが多い。
2 橈骨と月状骨との位置関係は正常である。
3 第1〜3指掌面に放散するしびれがみられる。
4 手関節屈曲位で固定する。

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

92 股関節脱臼で屈曲・内転・内旋位に弾発性固定されるのはどれか。2つ選べ。

 

1 恥骨上脱臼
2 腸骨脱臼
3 坐骨脱臼
4 中心性脱臼

 

 

 

 

 

 

23

 

 

 

 

93 膝関節脱臼で正しいのはどれか。

 

1 FTAが増大すると生じやすい。
2 大腿骨前捻角増大は脱臼発生の要因になる。
3 膝関節を屈曲しながら整復する。
4 膝関節完全伸展位で固定する。

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

94 顎関節症W型はどれか。

 

1 関節包・靱帯障害
2 咀嚼筋障害
3 変形性関節症
4 顎関節内障

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

95 スポーツ障害と起因筋との組合せで正しいのはどれか。

 

1 シンスプリント--------後脛骨筋
2 膝蓋靱帯炎------------縫工筋
3 テニス肘--------------上腕筋
4 野球肘----------------回外筋

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

96 軟部組織損傷と徒手検査との組合せで正しいのはどれか。

 

1 肘内側側副靱帯損傷-------中指伸展テスト
2 スキーヤー母指-----------パーフェクトOテスト
3 ハムストリング挫傷-------下肢伸展挙上テスト
4 膝内側側副靱帯損傷-------アプライ圧迫テスト

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

97 ド・ケルバン病で誤っているのはどれか。

 

1 過度な使用により起こる。
2 長母指伸筋腱の腱鞘炎。
3 橈骨茎状突起部の疼痛がみられる。
4 フィンケルスタインテスト陽性である。

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

98 尻上がり現象を呈するのはどれか。

 

1 大腿四頭筋拘縮(広筋型)
2 テニスレッグ
3 ハムストリングス肉離れ
4 大腿四頭筋肉離れ(中等度)

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

99 圧痛部位の写真を別に示す。疑われるのはどれか。

 

23回柔道整復師過去問題

 

1 オスグッド-シュラッター病
2 ジャンパー膝
3 タナ障害
4 鵞足炎

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

100 外脛骨で誤っているのはどれか。

 

1 足の過剰骨の中で最も頻度が高い。
2 足の舟状骨内側に存在する。
3 前脛骨筋が付着する。
4 骨折との鑑別が必要になる。

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

101 25歳の男性。交通事故で緊急搬入され、大腿骨骨幹部骨折の診断を受け入院した。翌日、呼吸困難を訴え始めた。この患者の所見として考えられないのはどれか。

 

1 頻脈
2 皮膚の点状出血斑
3 発熱
4 血尿

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

 

 

 

102 32歳の女性。膝蓋骨不全骨折で膝関節軽度屈曲位のギプスシャーレ固定を施行した。3週後、膝関節の可動域訓練を開始した。翌日、「自宅に帰ってからも太ももに痛みが出ました。運動を始めて固定時にはなかった痛みが出てとても不安でした。」と訴えた。この訴えに対する共感的態度はどれか。

 

1 そのような弱気では関節の動きはよくなりませんよ。
2 今回のケガをする前にこういった事はありませんでしたか。
3 今まで感じたことのない痛みが出たのは心配でしたね。
4 動かし始めにはよくあることですから問題ありませんよ。

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

103 8歳の男児。上腕骨顆上骨折で整復固定を施行した。その日の夜、患肢の激しい痛みを訴え来所した。最初に行うのはどれか。

 

1 朝まで様子をみる。
2 固定を緩める。
3 患部を冷嚢で冷やす。
4 患肢を挙上する。

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

104 20歳の男性。野球で外野フライを追っているとき、芝生に足を取られ左足の内がえし運動を強制され受傷し来所した。受傷後、約30分での外観写真を別に示す。この時点で除外できる損傷はどれか。

 

23回柔道整復師過去問題

 

1 前距腓靱帯断裂
2 前脛腓靱帯損傷
3 外果骨折
4 第5中足骨基部裂離骨折

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

105 30歳の女性。交通事故で頸部の急激な過伸展と過屈曲が強制され、後頭部・項部痛、めまい、耳鳴り、顔面・上肢の感覚異常や夜間上肢のしびれ感などの症状がみられる。スパークリングテスト及びジャクソンテストはともに陰性で、深部反射は正常、筋力低下もみられなかった。病型分類で最も考えられるのはどれか。

 

1 頸椎捻挫型
2 根症状型
3 頸部交感神経症候群(バレ・リーウー症状)型
4 脊髄症状型

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

106 48歳男性。1年ほど前から歩きにくさを感じていた。1か月前から両手にしびれを感じたため来所した。深部反射は、下顎反射正常、上腕二頭筋腱反射消失、上腕三頭筋腱反射亢進、膝蓋腱反射およびアキレス腱反射の亢進がみられた。責任病巣となる脊髄高位はどれか。

 

1 C3
2 C5
3 C7
4 Th1

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

107 20歳の男性。バレーボール選手。3日前から右の肩より上肢にかけて鈍痛が出現、上肢の挙上時に脱力感を覚え来所した。肩関節屈曲時に肩甲骨内側縁と肩甲骨下角が後方に突出するのがみられた。考えられるのはどれか。

 

1 長胸神経麻痺
2 動揺性肩関節
3 副神経麻痺
4 凍結肩

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

108 16歳の男子。柔道歴6年。高等学校の柔道部に所属している。2か月前から背負い投をかける際に腰に痛みを感じていたが放置していた。3日前から痛みが強くなり来所した。上体を後方へ伸展させると疼痛の増強を認めた。近医を紹介し、CT検査を受けたところ、第5腰椎に図のような所見が得られた。この患者に対する治療で誤っているのはどれか。

 

23回柔道整復師過去問題

 

1 背筋を強化する運動は許可する。
2 スポーツ活動を6か月程度禁止する。
3 腰部にサポーターを装着させる。
4 下肢のストレッチ体操を行わせる。

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

109 41歳の男性。ソフトボール大会で送球した際に右肩に鋭い痛みを感じ負傷退場した。痛みは一時緩和したが、その後徐々に悪化してきた。写真に示す部位に圧痛が著しいが、腫脹はほとんど認められない。運動痛および外転制限が著明である。陽性になるのはどれか。

 

23回柔道整復師過去問題

 

1 ヤーガソンテスト
2 ドロップアームサイン
3 ライトテスト
4 サルカスサイン

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

110 18歳の男子。3週前から毎日ランニングをしている。最近、膝外側部痛が出現し来所した。徒手検査で膝関節を内反を強制しながら膝を伸展していくと疼痛が再現される。疼痛部の写真を別に示す。疼痛の原因で考えられるのはどれか。

 

23回柔道整復師過去問題

 

1 亜脱臼
2 嵌頓
3 摩擦
4 牽引

 

 

 

 

 

 

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