第11回柔道整復師過去問題 午後その1
1破傷風でみられるのはどれか。
1.マン・ウェルニッケ姿勢
2.脊柱側彎
3.前かがみの姿勢
4.後弓反張
4
2肥満を呈するのはどれか。
1.インスリノーマ
2.シーハン症候群
3.バセドウ病
4.クローン病
1
3視覚による補正が効かないのはどれか。
1.末梢神経性運動失調
2.脊髄性運動失調
3.前庭性運動失調
4.小脳性運動失調
4
4幻覚や妄想などが生じ、興奮状態を示しているのはどれか。
1.昏 迷
2.せん妄
3.昏 睡
4.傾 眠
2
5腹部視診について誤っている組合せはどれか。
1.蠕動不穏 ──── 腸閉塞
2.臍部青色変色 ── 急性重症膵炎
3.皮膚白色線条 ── クッシング症候群
4.静脈怒張 ──── 門脈閉塞
3
6誤っている組合せはどれか。
1.気 胸 ────── 呼吸音減弱
2.胸水貯留 ───── 声音増強
3.甲状腺機能亢進 ── 収縮期雑音
4.麻痺性イレウス ── 腸蠕動音消失
2
7正しい組合せはどれか。
1.急性虫垂炎 ──── 小野寺圧(痛)点
2.汎発性腹膜炎 ─── ブルンベルグ(Blumberg)徴侯
3.膵頭部癌 ───── マックバーネ(McBurney)点
4.急性胆嚢炎 ──── ランツ(Lanz)点
2
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8検脈に適切でない動脈はどれか。
1.足背動脈
2.膝窩動脈
3.鎖骨下動脈
4.大腿動脈
3
9尿毒症でみられるのはどれか。
1.クスマウル呼吸
2.チェーン・ストークス呼吸
3.ビオー呼吸
4.過換気呼吸
1
10バビンスキー反射で誤っているのはどれか。
1.錐体路障害を意味する。
2.一部の健常乳児では陽性になる。
3.病的反射の一つである。
4.足底の擦過で母指が底屈したとき陽性とする。
4
11関連しない組合せはどれか。
1.C型肝炎 ──── 肝細胞癌
2.急性膵炎 ──── 仮性膵嚢胞
3.急性虫垂炎 ─── 急性腹膜炎
4.潰瘍性大腸炎 ── 大腸腺腫症
4
12真菌によるのはどれか。
1.肺結核
2.肺結核
3.マイコプラズマ肺炎
4.レジオネラ肺炎
2
13気管支喘息でみられないのはどれか。
1.起坐呼吸
2.呼吸音減弱
3.将状胸郭
4.吸気延長
4
14冠動脈硬化の危険因子でないのはどれか。
1.喫 煙
2.肥 満
3.低血圧
4.高脂血症
3
15うっ血性心不全でみられないのはどれか。
1.浮 腫
2.腹 水
3.静脈圧低下
4.呼吸困難
3
16悪性貧血の発生に関連するのはどれか。
1.鉄
2.ビタミンB12
3.ビタミンD
4.葉 酸
2
1738歳の女性。身長152cm、体重39kg。21歳時に肺結核の既往歴がある。数年前より全身倦怠感、脱毛、低血圧、歯肉の色素沈着を認める。 考えられるのはどれか。
1.アジソン病
2.バセドウ病
3.シーハン病
4.橋本病
1
/
1825歳の男性。口腔粘膜、外陰部にアフタ性潰瘍があり疼痛を訴える。併発しやすいのはどれか。
1.レイノー現象
2.強皮症
3.ぶどう膜炎
4.蝶形紅斑
3
19誤っている組合せはどれか。
1.多 尿 ── 糖尿病
2.残 尿 ── 前立腺肥大症
3.尿 閉 ── 急性腎不全
4.乏 尿 ── 脱水症
3
2060歳の男性。心房細動があり突然に失語となった。最も考えられるのはどれか。
1.脳塞栓
2.クモ膜下出血
3.脳底動脈循環不全
4.脳血栓
1
21熱傷について正しいのはどれか。
1.熱傷は機械的積傷である。
2.低温熱傷は深度が浅い。
3.U度の熱傷は感覚消失が起こる。
4.V度の熱傷は植皮の適応となる。
4
22破傷風について誤っているのはどれか。
1.病原菌は土壌に常在する。
2.潜伏期が短いほど重症である。
3.痙攣は四肢末端から始まる。
4.治療法は破傷風ヒト免疫グロブリン投与である。
3
23ガス壊疽の症状として正しいのはどれか。
1.進行は急速
2.臭気は芳香臭
3.疼痛は欠如
4.色調は鮮紅色
1
24誤っているのはどれか。
1.心室細動は突然心停止の恐れがある。
2.タール便は上部消化管からの出血でみられる。
3.ハイムリッヒ法は意識回復の手段である。
4.AEDは医師以外は使用してはならない。
3 4
25輸血について正しいのはどれか。
1.A型血清は抗A血清ともいう。
2.ABO式およびRh式血液型が一致すれば交叉試験を省略できる。
3.供血者の血色素量は12g/dl以上が望ましい。
4.保存血とは採血後96時間から21日までのものをいう。
3
26局所麻酔でないのはどれか。
1.表面麻酔
2.吸入麻酔
3.覆潤麻酔
4.伝達麻酔
2
27外出血がみられるのはどれか。
1.複雑骨折
2.血 胸
3.脾破裂
4.硬膜外血腫
1
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28誤っているのはどれか。
1.急性硬膜外血腫は頭蓋骨と硬膜との間に血腫を認める。
2.急性硬膜下血腫は脳挫傷を伴いやすい。
3.慢性硬膜下血腫は、外傷後1〜2年して発症する。
4.脳挫傷は脳内に血腫を作りやすい。
3
29クモ膜下出血の発症で誤っているのはどれか。
1.突然に発症する。
2.激烈な頭痛がある。
3.脳動脈瘤の破裂が多い。
4.通常は運動麻痺を伴う。
4
30腹部強打患者の立位エックス線像で横隔膜下にガス像を認めた。考えられるのはどれか。
1.肝破裂
2.腸管破裂
3.腎損傷
4.脾損傷
2
31正しいのはどれか。
1.関節可動域の測定では基本肢位を90度とする。
2.関節可動域は他動運動より自動運動の方が大きい。
3.あぐらでは股関節が外旋位にある。
4.洗面では肩関節が外旋位にある。
3
32長母指伸筋と長母指外転筋とに筋力低下がみられた。 障害が推定される神経はどれか。
1.後骨間神経
2.前骨間神経
3.筋皮神経
4.尺骨神経
1
33頸椎損傷で誤っているのはどれか。
1.環椎破裂骨折では頸髄損傷はまれである。
2.歯突起骨折の診断では開口位エックス線写真が有用である。
3.環軸関節脱臼は頸椎の伸展強制による。
4.軸椎関節突起間骨折の骨癒合は良好である。
3
34化膿性腸腰筋炎について正しいのはどれか。
1.坐骨神経麻痺の合併
2.股関節伸展拘縮
3.腸骨窩に波動触知
4.腸腰筋陰影の内方偏位
3
/
35慢性関節リウマチでみられない手指変形はどれか。
1.スワンネック変形
2.ボタン穴変形
3.クルッケンベルグ変形
4.マレット変形
4
36変形性関節症の原因として頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
1.末端肥大症
2.ページェット病
3.骨形成不全症
4.血友病
1 4
37女性に多くみられるのはどれか。
1.フライバーグ病
2.キーンベック病
3.ペルテス病
4.第1ケーラー病
1
38疾患と好発年齢との組合せで正しいのはどれか。
1.骨肉腫 ─── 10代
2.骨嚢腫 ─── 20代
3.癌骨転移 ── 30代
4.巨細胞腫 ── 50代
1
39骨粗髭症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1.椎体の圧迫骨折が生じやすい。
2.骨吸収が骨形成に比べ減少している。
3.骨量の減少は骨皮質に著しい。
4.力学的負荷が骨量維持に重要である。
1 4
40変形性膝関節症にみられないのはどれか。
1.初動時痛
2.関節液混濁
3.大腿四頭筋萎縮
4.骨棘形成
2
41廃用症候群に含まれないのはどれか。
1.起立性低血圧
2.褥 瘡
3.骨粗鬆症
4.肥 満
4
42機能障害への適切な対応はどれか。
1.筋力増強
2.日常生活活動改善
3.自助具作製
4.家屋改造
1
43関節可動域測定(日本整形外科学概論会・日本リハビリテーション医学会基準による)で正しい組合せはどれか。
1.肩関節屈曲測定 ── 前腕回外位
2.肘関節屈曲測定 ── 前腕回外位
3.前腕回内測定 ─── 肘伸展位
4.手間節撓屈測定 ── 前腕中間位
2
44日常生活活動に含まれるのはどれか。2つ選べ。
1.食 事
2.更 衣
3.調 理
4.買 物
1 2
45バーセル(Barthel)指数の項目に含まれないのはどれか。
1.痴 呆
2.整 容
3.入 浴
4.排 便
1
46廃用性筋萎縮を防ぐのに必要な最小の筋力負荷はどれか。
1.最大筋力の5%
2.最大筋力の10%
3.最大筋力の30%
4.最大筋力の70%
3
47T字杖について誤っているのはどれか。
1.体重の1/3の荷重を支える。
2.多脚杖と同じ安定性が得られる。
3.患側下肢と反対の手で持つ。
4.長さは、接地時に肘が30度屈曲となるようにする。
2
48下垂足患者に処方される短下肢装具で適切でないのはどれか。
1.足関節後方制動付き
2.クレンザック足継手付き
3.Tストラップ付き
4.プラスチック製
3
49脳性麻痺の病型でみられないのはどれか。
1.痙直性両麻痺
2.アテトーゼ型四肢麻痺
3.痙直性片麻痺
4.弛緩性対麻痺
4
50C6脊髄積傷(第6頸髄節まで機能残存)について正しいのはどれか。
1.プッシュアップができる。
2.機能的把持装具が使える。
3.自動車の運転ができる。
4.車椅子で日常生活活動が自立できる。
2
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