柔道整復師過去問～柔道整復理論１

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柔道整復師過去問～柔道整復理論１

51 捻挫について正しいのはどれか。２つ選べ。

１．一般に運動範囲の大きな関節に発生しやすい
２．靭帯の損傷度に応じて関節の不安定性が現れる
３．受傷の際と同じ肢位をとらせると疼痛が増強する
４．弾発性固定が出現する

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52 筋の外傷について正しいのはどれか。

１．再生力が極めて大きく短期間に完全治癒する
２．鈍性直達外力が原因で発生するものが大部分を占める
３．保存的治療では損傷筋の伸展位を保持する必要がある
４．高度、広範囲の筋損傷では挫滅症侯群の危険性がある

53 捻挫の治療について誤っているのはどれか。

１．断裂した軟部組織を正常に修復させる
２．関節内外の出血をできるだけ少なくする
３．捻挫を起こした肢位をとらせないように固定する
４．関節拘縮を防止するために直ちに運動療法を始める

54 関節捻挫について正しいのはどれか。

１．関節周辺の靭帯損傷を伴っていることが多い
２．関節血腫を伴うことはない
３．圧痛は関節裂隙に沿ったところにのみ認められる
４．滑液膜の損傷はまれである

55 正しいのはどれか。２つ選べ。

１．靭帯損傷の初期治療は温熱療法が必要である
２．腱は再生能力が強いため短期間の固定で十分である
３．軟部組織損傷の初期治療は関節の安静と固定とが重要である
４．外傷後の関節拘縮の改善には温熱療法と運動療法とが有効である

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56 誤っている組合せはどれか。

１．腋窩神経麻痺　――　上腕骨外科頚骨折
２．橈骨神経麻痺　――　上腕骨骨幹部骨折
３．尺骨神経麻痺　――　モンテギア骨折
４．正中神経麻痺　――　コーレス骨折

57 腋窩神経麻痺について正しいのはどれか。

１．肩関節の内転障害
２．肩関節の外転障害
３．肘関節の屈曲障害
４．手関節の背屈障害

58 フォルクマン阻血性拘縮について誤っているのはどれか。

１．小児の上腕骨顆上骨折後の合併症として発生する
２．発生要因として患部の緊縛が挙げられる
３．血行障害により前腕屈筋群に変性が起こる
４．上腕の内圧が上昇する

59 脱臼について正しいのはどれか。

１．外傷性脱臼の好発年齢は高齢者である
２．多くの外傷性脱臼は直達外力による
３．四肢の関節では中枢骨に対して末梢骨の脱転方向で表示される
４．習慣性脱臼の最も多い関節は肘関節である

60 正しいのはどれか。

１．随意性脱臼と習慣性脱臼とは同意語である
２．２か所以上の関節が同時に脱臼した場合を複雑脱臼という
３．股関節脱臼ではモーレンハイム窩に変化が生じる
４．手指掌側板の介在は脱臼の整復障害因子となる

61 正しい組合せはどれか。２つ選べ。

１．膝関節脱臼　―――――　膝窩動脈損傷
２．股関節脱臼　―――――　坐骨神経損傷
３．肩関節脱臼　―――――　頚神経叢損傷
４．上腕骨骨幹部骨折　――　正中神経損傷

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62 脱臼を伴わない骨折はどれか。

１．コットン骨折
２．ポット骨折
３．モンテギア骨折
４．ジョーンズ骨折

63 外傷性脱臼について誤っているのはどれか。２つ選べ。

１．骨折を合併した場合は通常、骨折から整復する
２．関節拘縮を防ぐため整復直後から関節運動を開始する
３．固有症状として弾発性固定が出現する
４．通常は関節包の損傷を伴う

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64 トレンデレンブルグ現象を起こすのはどれか。２つ選べ。

１．進行性筋ジストロフィー
２．先天性膝関節脱臼
３．下殿神経麻痺
４．先天性股関節脱臼

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65 顎関節脱臼について誤っているのはどれか。

１．片側脱臼ではオトガイは患側に偏位する
２．極度の開口時に関節突起が関節結節を越え前方に偏位する
３．下顎歯列が上顎歯列の前方に偏位することが多い
４．整復法の代表的なものにヒポクラテス法がある

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66 寝違えについて誤っているのはどれか。

１．急性疼痛性に頚椎や肩甲骨の運動性が制限されたものである
２．大部分は長時間の不自然な姿勢をとった時などに起こる
３．特に捻転や側屈が制限されることが多い
４．頚椎椎間板ヘルニアの軽度なものである

67 肩の腱板損傷について正しいのはどれか。

１．腱板断裂の原因は直達外力であり介達外力では起こらない
２．腱板で最も損傷が多いのは棘上筋である
３．齢者に特有の損傷である
４．腱板断裂ではスピードテストが陽性である

68 鎖骨骨折の症状について誤っているのはどれか。２つ選べ。

１．頚をやや健側に傾けて疼痛を緩和させている
２．上肢の運動制限はない
３．骨折部の変形と限局性圧痛が著明である
４．患側の肩は下がっているようにみえる

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69 鎖骨骨折について正しいのはどれか。２つ選べ。

１．幼児の若木骨折は整復を必要とする
２．セイヤーの絆創膏固定は転位の大きい場合に使用する
３．非観血的固定法には背側８字包帯固定法がある
４．枕子を腋窩に強く用いると血管や神経を圧迫するおそれがある

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70 胸骨骨折について誤っているのはどれか。

１．両肩をすぼめて疼痛緩和肢位をとる
２．深呼吸時に疼痛が増強する
３．介達外力によって発生することが多い
４．胸腔内臓器損傷の合併に注意する

71 誤っているのはどれか。

１．肩甲骨骨折は筋力作用によって発生することが多い
２．肩甲骨上角骨折は上骨片が肩甲挙筋により上内方へ転位する
３．幼児の鎖骨骨折は不全型が多い
４．肩鎖関節脱臼は上方脱臼が多い

72 肋骨骨折について正しいのはどれか。２つ選べ。

１．固定の目的は肋骨の運動を制限することにある
２．絆創膏固定法は吸気の状態で行う
３．屋根瓦状絆創膏固定法は胸郭上位から下位へと貼る
４．絆創膏固定は前後の正中線を越える長さが必要である

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73 上腕骨外科頚骨折について誤っているのはどれか。２つ選べ。

１．内転骨折と外転骨折とに分類される
２．青壮年者に好発する
３．外転骨折は肩関節後方脱臼の外観と類似する
４．外転骨折の末梢骨折端は前内上方へ転位する

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74 上腕骨顆上骨折と肘関節後方脱臼との鑑別で誤っているのはどれか。

１．骨折は小児に多く発生し、脱臼は成人に多く発生する
２．腫脹は骨折では軽度、脱臼では著明に出現する
３．骨折は異常可動性と軋轢音を、脱臼は弾発性固定を証明する
４．脱臼ではヒューター線により肘頭高位を確認できる

75 上腕骨顆上骨折について正しいのはどれか。２つ選べ。

１．変形治癒は内反肘より外反肘が多発する
２．伸展型骨折は伸展障害を残しやすい
３．伸展型骨折の固定肢位は肘関節直角位、前腕回内位で行う
４．フォルクマン拘縮は緊縛包帯などによる循環障害によって発生する

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76 肘内障について正しいのはどれか。

１．前腕の回外運動が制限される
２．２週間程度の固定を必要とする
３．乳幼児に多発する橈骨頭の完全脱臼である
４．橈骨輪状靭帯内の亜脱臼である

77 誤っているのはどれか。

１．肘関節後方脱臼と上腕骨顆上伸展型骨折とは変形が類似する
２．肘関節後方脱臼の固定肢位は肘関節伸展位、前腕中間位に行う
３．壮年の肘関節脱臼は整復後約３週間の固定が必要である
４．橈骨頭単独脱臼は前方脱臼が多い

78 肘関節脱臼について正しいのはどれか。２つ選べ。

１．幼児期に好発する
２．後方脱臼が大部分を占める
３．後方脱臼は肘関節が過伸展を強制された時に発生する
４．鉤状突起の骨折を合併することはない

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79 肘頭骨折について正しいのはどれか。

１．上腕二頭筋に引かれて延長転位が出現する
２．完全骨折では自動屈曲運動は不能となる
３．整復は肘関節伸展位で上骨片を下骨片に適合させる
４．固定は肘関節鋭角屈曲位、前腕回内位にする

80 モンテギア骨折について誤っているのはどれか。

１．ほとんどが伸展型の骨折である
２．尺骨下1/3部の骨折と橈骨頭の脱臼を合併しているものをいう
３．骨折を整復してから橈骨頭の脱臼を整復する
４．伸展型骨折の固定肢位は肘関節鋭角屈曲位、前腕回外位である

81 前腕両骨骨幹部骨折の固定肢位について誤っているのはどれか。

１．上位の骨折は前腕を回内位に固定する
２．中央部の骨折は前腕を中間位に固定する
３．下位の骨折は前腕を回内位に固定する
４．転位のない骨折は前腕を中間位に固定する

82 肩関節脱臼について誤っているのはどれか。２つ選べ。

１．全脱臼中最も発生頻度が高い
２．前方脱臼は小結節骨折を合併することが多い
３．前方脱臼が約50％を占めている
４．成人に発生することが多い

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83 橈骨下端伸展型骨折について誤っているのはどれか。

１．骨折線は背側下方から掌側上方へと走る
２．末梢骨片は回外して背橈側へ転位する
３．転位によってフォーク背状変形を呈する
４．まれに長母指伸筋腱の断裂を合併する

84 ベンネット骨折について誤っているのはどれか。２つ選べ。

１．第１中手骨骨頭部の脱臼骨折のことをいう
２．遠位骨片は橈側に転位する
３．整復は容易であるが固定は困難である
４．第１中手骨および指骨全体は外転位の変形を呈することが多い

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85 ボクサー骨折について正しいのはどれか。

１．こぶしで強打する際に第２中手骨頚部に多発する
２．完全骨折では定型的転位のためこぶしの隆起が突出して見える
３．整復は中手指節関節を最大屈曲させ骨折部を直圧する
４．固定期間は５週以上を要する

86 骨折と発生部位との組合せで正しいのはどれか。２つ選べ。

１．コーレス骨折　―――　橈骨下端部
２．スミス骨折　――――　橈骨下端部
３．バートン骨折　―――　橈骨上端部
４．ガレアッチ骨折　――　尺骨骨幹部

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87 上腕骨顆上骨折について誤っているのはどれか。二つ選べ。

１．伸展型と屈曲型に分類され、屈曲型骨折が多発する
２．伸展型と屈曲型は共に幼小児に多発する
３．伸展型骨折の骨折線は前下方から後上方へと走行する
４．屈曲型骨折では末梢骨片が中枢骨片の後上方へ転位する

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88 誤っているのはどれか。

１．肩関節脱臼の整復でシモン法は回転法である
２．肩関節脱臼の発生頻度の高い理由の一つは関節窩の小さいことである
３．肘関節後方脱臼は肘関節が軽度屈曲位に固定される
４．肘関節脱臼の後療法では骨化性筋炎に注意を要する

89 正しいのはどれか。

１．第１中手指節関節脱臼の整復障害は種子骨の介在が多い
２．第１中手指節関節脱臼は掌側脱臼が多い
３．近位指節間関節脱臼は掌側脱臼が多い
４．近位指節間関節脱臼は整復困難なことが多い

90 大腿骨頚部内側骨折の骨癒合が困難な理由として誤っているのはどれか。

１．骨膜性仮骨の形成に乏しい
２．大腿骨骨頭の栄養血管が骨折によって絶たれる
３．大腿骨頚部の形態的特徴により固定が難しい
４．骨折面に圧迫力が作用しやすい

91 外傷性股関節脱臼について正しいのはどれか。二つ選べ。

１．後方脱臼は内転、外旋、軽度屈曲位を呈する
２．整復までの時間が長いほど大腿骨骨頭壊死の発生率が高い
３．坐骨神経の麻痺症状を合併するものがある
４．膝窩動脈の損傷に注意を要する

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92 大腿骨骨幹部骨折の後遺症として正しいのはどれか。

１．膝関節の拘縮
２．外反股形成
３．反張下腿
４．尖足

93 大腿骨顆部骨折について正しいのはどれか。二つ選べ。

１．介達外力によるものが大部分を占める
２．内顆骨折と外顆骨折との２型に大別される
３．関節機能障害を残すことが多い
４．関節内血腫は少ない

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94 膝蓋骨骨折について正しいのはどれか。　二つ選べ。

１．直達外力による骨折は定型的横骨折が多い
２．腱膜下骨折は膝関節伸展力が著しく障害される
３．腱膜損傷を伴わないものは一般に転位は軽度である
４．膝関節部の腫脹疼痛は著明で骨折部に一致して限局性圧痛を認める

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95 膝蓋骨脱臼について正しいのはどれか。

１．側方・垂直・水平・回転（反転）脱臼に分類される
２．内反膝は脱臼発生の要因である
３．外側広筋の筋力強化は予防に役立つ
４．自然に整復されることは少ない

96 誤っているのはどれか。

１．膝蓋骨脱臼は外側脱臼が多い
２．足関節脱臼は前方脱臼が多い
３．股関節脱臼は後方脱臼が多い
４．膝関節脱臼は前方脱臼が多い

97 下腿骨骨幹部骨折について誤っているのはどれか。

１．直達外力による骨折は横骨折が多い
２．介達外力による骨折は捻転骨折が多い
３．脛腓両骨骨折よりも脛骨単独骨折が多い
４．小児の場合は脛骨の単独骨膜下骨折が多い

98 足関節捻挫について正しいのはどれか。　二つ選べ。

１．足部を強く内返ししたときに起こりやすい
２．損傷される靭帯は三角靭帯の前部線維が中心である
３．体重負荷が可能ならば骨折は考えなくてもよい
４．オ・ドノヒューの分類で２度以上の損傷では足部の動揺性が大きくなる

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99 足根骨骨折の後遺症について誤っているのはどれか。

１．距骨骨折は歩行痛と足関節機能障害を残しやすい
２．距骨骨折は無腐性壊死を生じる危険性がある
３．踵骨骨折は著明な骨萎縮を生じやすい
４．踵骨骨折は著明な外傷性凹足を生じやすい

100 中足骨骨折で正しいのはどれか。二つ選べ。

１．轢過などの直達外力では複雑骨折になりやすい
２．踏みちがいなどの介達外力では単純骨折になりやすい
３．下駄骨折とは第２中足骨基底部の骨折のことである
４．高所から飛び降りた際に第１～５中足骨基底部に発生しやすい

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柔道整復理論は、国家試験で１番出題数が多い教科です。出題傾向が似ていますので、過去問で出た問題は完璧にしましょう。

柔整理論１	柔整理論２	柔整理論３

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