柔道整復師過去問〜柔道整復理論3
51 誤っている組合せはどれか。
1. 亀裂骨折 ――― 肩甲骨
2. 若木骨折 ――― 鎖 骨
3. 陥没骨折 ――― 頭蓋骨
4. 骨膜下骨折 ―― 距 骨
4
52 骨折治癒の障害となるのはどれか。
1. 両骨折端が広く離開している
2. 両骨折端が血腫内にある
3. 骨折部に圧迫力が加わっている
4. 斜骨折で骨折面が密着している
1
53 正しいのはどれか。
1. 外傷性皮下気腫では特有の捻髪音が証明される
2. 骨膜下骨折時にしばしば肺に脂肪塞栓を生じる
3. 外傷性骨化性筋炎は橈骨下端骨折で多くみられる
4. 不全骨折においても軋轢音は聞かれる
1
54 脱臼の症状について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 異常可動性がある。
2. 弾発性固定がある。
3. 関節腔が空虚になる。
4. 関節血腫は生じない
2 3
55 誤っているのはどれか。
1. 先天性脱臼は股関節に多い
2. 習慣性脱臼は顎関節にみられる
3. 随意性脱臼は肘関節にみられる
4. 外傷性脱臼は肩関節に多い
3
56 外傷性脱臼の部位別頻度の第2位はどれか。
1. 顎関節
2. 肩関節
3. 肘関節
4. 股関節
3
57 誤っているのはどれか。
1. 脱臼骨折では骨折から整復する
2. 脊椎脱臼では脊髄麻痺を起こすおそれがある
3. 開放性脱臼では細菌感染の危険性を伴う
4. 随意性脱臼は患者の自由意志により起こる
1
58 肩甲骨骨折について誤っているのはどれか。
1. 体部骨折では骨片転位が少ない
2. 体部骨折では横骨折が多い
3. 頚部骨折では解剖頚骨折が多い
4. 烏口突起骨折では単独骨折はまれである
3
59 定型的鎖骨骨折について誤っているのはどれか。2つ選べ。
1. 中枢骨片は前上方に転位する。
2. 鎖骨の中1/3と外1/3との境界部で骨折する。
3. 骨片は大胸筋の緊張により転位する。
4. 肩鎖靭帯が断裂すると骨癒合が遷延する。
1 4
60 上腕骨上端部の骨折について正しいのはどれか。
1. 結節の上、中、下の3つの骨折に分類される
2. 外科頚骨折は高齢者に多く発生する
3. 大結節骨折のほとんどは肩鎖関節脱臼に合併して起こる
4. 結節部貫通骨折は結節上骨折である
2
61 上腕骨外科頚骨折について誤っているのはどれか。
1. 腋窩神経が損傷されやすい
2. 外転骨折の末梢骨片は前方に転位する
3. 上腕骨の外転位拘縮を生じる
4. 青壮年期の骨折は予後良好である
3
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62 上腕骨骨幹部骨折について正しいのはどれか。
1. 三角筋付着部より上部の骨折では中枢骨片は外方へ転位する
2. 合併症では尺骨神経損傷が多い
3. 介達外力によるものは横骨折が多い
4. 自家筋力によるものに投球骨折がある
4
63 上腕骨顆上骨折について正しい組合せはどれか。
1. 他動運動 ―――― 弾発性抵抗
2. ヒューター線 ―― 正 常
3. 好発年齢 ―――― 青壮年期
4. 上肢長 ――――― 不 変
2
64 上腕骨顆上骨折について誤っているのはどれか。
1. 伸展骨折が多い
2. 包帯による緊縛は骨化性筋炎を助長する
3. 内反肘変形を起こしやすい
4. 肘関節の拘縮が起こりやすい
2
65 上腕骨顆部骨折で正しいのはどれか。
1. 外顆骨折は遅発性尺骨神経麻痺の原因となる
2. 外顆骨折では偽関節を起こすことはまれである
3. 内顆骨折は直達外力によるものが多い
4. 内顆骨折では骨片は通常、後下方へ転位する
1
/
66 誤っている組合せはどれか。
1. 鎖骨骨折 ―――――― 8字帯固定法
2. 肩甲骨骨折 ――――― ドナヒュー法
3. 上腕骨骨幹部骨折 ―― 下垂手
4. 上腕骨顆上骨折 ――― フォルクマン拘縮
2
67 肘頭骨折について正しいのはどれか。
1. 小児に発生頻度が高い
2. 介達外力では粉砕骨折となる
3. 関節内骨折が多い
4. 肘関節90度屈曲位で固定する
3
68 橈骨骨幹部単独骨折の転位について誤っているのはどれか。
1. 円回内筋付着部より中枢部骨折時の中枢骨片は回外・屈曲転位となる
2. 円回内筋付着部より末梢部骨折時の中枢骨片は回内・回外中間位となる
3. 円回内筋付着部より中枢部骨折時の末梢骨片は回内・回外中間位となる
4. 円回内筋付着部より末梢部骨折時の末梢骨片は回内位となる
3
69 定型的橈骨下端骨折について正しいのはどれか。
1. 小児骨端線離開ではソルター・ハリス(Salter-Harris)のU型が多い
2. 橈骨下端関節面より7〜8cm近位に骨折を生じる
3. 末梢骨片は中枢骨片の掌側に転位する
4. 固定範囲は前腕上端から手根中手関節までとする
1
70 中手骨骨折の転位について正しい組合せはどれか。
1. 骨頭骨折 ―――――――――― 掌側凸変形
2. 頚部骨折 ―――――――――― 背側凸変形
3. 骨幹部骨折 ――――――――― 掌側凸変形
4. ベンネット(Bennett)骨折 ― 外転変形
2
71 見逃しやすい手部の骨折はどれか。
1. 第5中手骨頚部骨折
2. ローランド(Roland)骨折
3. 基節骨骨幹部骨折
4. 舟状骨骨折
4
72 槌指について正しいのはどれか。
1. DIP関節の外転強制により発生する
2. PIP関節屈曲位の外観を呈する
3. 深指屈筋腱付着部の剥離骨折により発生する
4. DIP関節の伸展障害を残しやすい
4
73 手の舟状骨骨折について誤っているのはどれか。
1. 手根骨の中で最も発生頻度が高い
2. 中央部から近位部の骨折は関節内骨折である
3. 近位骨片が骨壊死に陥りやすい
4. 固定期間は約2週間である
4
74 月状骨脱臼について正しいのはどれか。
1. 女子に好発する
2. 手関節の過度掌屈によって発生する
3. 尺骨神経を圧迫することが多い
4. 掌側脱臼が多い
4
75 脊椎の脱臼骨折の好発部位はどれか。2つ選べ。
1. 下部頚椎
2. 上部胸椎
3. 仙 椎
4. 胸腰椎移行部
1 4
76 顎関節脱臼について正しいのはどれか。
1. 男性に多い
2. 前方脱臼が多い
3. 関節包が破れることが多い
4. 骨折を伴うことが多い
2
77 肩鎖関節脱臼について誤っているのはどれか。
1. 前方脱臼が多い
2. 介達外力では不完全脱臼が多い
3. ピアノキー症状がみられる
4. 第三型は完全脱臼である
1
78 肩関節脱臼の整復法について誤っている組合せはどれか。
1. クーパー(Cooper)法 ――――――― 槓杆法
2. アビセンナ(Avicenna)法 ――――― 衝撃法
3. シンジンガー(Schinjinger)法 ―― 吊り下げ法
4. ホフマイスター(Hofmeister)法 ―― 垂直牽引法
3
79 肩関節脱臼について誤っているのはどれか。2つ選べ。
1. 上方脱臼の多くは烏口突起骨折を伴う
2. 関節窩下脱臼の患肢は挙上位で固定される
3. 鎖骨下脱臼では上腕長は仮性延長を呈する
4. 後方脱臼の整復法にデパルマ法がある
2 3
80 肘関節後方脱臼について正しいのはどれか。
1. 肘関節屈曲位にて転倒した際発生する
2. 上腕二頭筋腱が緊張して索状に触れる
3. 尺骨鈎状突起骨折を合併することが多い
4. 固定肢位は肘関節伸展位とする
3
81 肘関節脱臼について誤っているのはどれか。
1. 前方脱臼の多くは肘頭骨折を合併する
2. 分散脱臼は前後型と側方型とがある
3. 後方脱臼は幼少年者に多い
4. 整復法にローゼル法がある
3
82 手部の脱臼について正しいのはどれか。
1. 指節間関節脱臼は母指に多い
2. 中手指節関節脱臼は掌側脱臼が多い
3. 月状骨周囲脱臼は舟状骨骨折を合併することが多い
4. 手根中手関節脱臼は第5手根中手関節に最も多い
3
/
83 ルドロフ(Ludloff)症候に関係するのはどれか。
1. 中殿筋
2. 腸腰筋
3. 縫工筋
4. 大腿二頭筋
2
84 大腿骨骨幹部骨折(中1/3)の定型的転位について正しいのはどれか。
1. 屈曲・内転 ―― 後上方
2. 屈曲・外転 ―― 内上方
3. 屈曲・内旋 ―― 外後方
4. 屈曲・外旋 ―― 内前方
1
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85 下腿骨骨幹部骨折の後遺症でないのはどれか。
1. 下腿反張
2. 尖足位拘縮
3. 仮関節
4. 扁平外反足
4
86 踵骨骨折の分類でないのはどれか。
1. 載距突起骨折
2. 鴨嘴状骨折
3. 体部骨折
4. 後方突起骨折
4
87 外傷性股関節後方脱臼でみられないのはどれか。
1. 大腿骨骨頭壊死
2. 坐骨神経損傷
3. 股関節症
4. 腸腰筋損傷
4
88 外傷性股関節後方脱臼について正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 大転子はローゼル・ネラトン線より高位となる。
2. 大腿骨頭靭帯の断裂を伴う。
3. 下肢は伸展、内転、内旋位を呈する。
4. 変形は坐骨脱臼よりも腸骨脱臼が著明である
1
89 外傷性膝関節前方脱臼について正しいのはどれか。
1. 大腿骨が前方に脱臼する
2. 大腿神経の損傷を伴う
3. 不全脱臼が多い
4. 膝関節は伸展位となる
4
90 膝窩動脈損傷で拍動を調べるのに適切な動脈はどれか。2つ選べ。
1. 足背動脈
2. 大腿動脈
3. 後脛骨動脈
4. 腓骨動脈
1 3
91 習慣性膝蓋骨脱臼の発生要因はどれか。
1. 膝蓋骨高位
2. 内反膝
3. 大腿骨内顆形成不全
4. 脛骨粗面内方偏位
1
92 習慣性膝蓋骨脱臼の症状でないのはどれか。
1. 膝くずれ現象
2. 嵌頓症状
3. 大腿四頭筋萎縮
4. Q-angleの減少
4
93 外傷性足関節脱臼の分類でないのはどれか。
1. 外方脱臼
2. 内方脱臼
3. 後方脱臼
4. 回旋脱臼
4
94 関節の捻挫について正しいのはどれか。
1. 受傷機転と逆方向の力を加えると最も疼痛が強い
2. 弾発性固定の現象がみられる
3. 関節を構成する骨の配列は正常である
4. 関節内出血はみられない
3
95 捻挫について誤っているのはどれか。
1. 外力により関節の支持組織が損傷したものをいう
2. 靭帯付着部の剥離骨折の合併に注意する
3. 可動性の大きな関節に多発する
4. 足関節では損傷の程度を3段階に分類する
3
96 膝部外傷について誤っている組合せはどれか。
1. 側副靭帯損傷 ――― 側方動揺性
2. 前十字靭帯損傷 ―― 後方引き出し現象
3. 半月板損傷 ―――― マックマレー・テスト
4. 後十字靭帯損傷 ―― 脛骨上端後方落ち込み徴候
2
97 足関節捻挫の初期治療で誤っているのはどれか。
1. 患肢の安静を図る
2. 患部に温罨法を施す
3. 患部を圧迫固定する
4. 患肢を高挙する
2
98 前距腓靭帯の断裂を示すのはどれか。2つ選べ。
1. 足関節の前方引き出しにより疼痛
2. 足関節の過剰背屈性
3. 足関節の外旋動揺性
4. 外果前方の限局した圧痛
1 4
99 5歳の女児。手掌をついて転倒した。肘関節部に変形をきたし、疼痛、腫脹共に著明である。ヒューター線に異常はなかった。応急処置の整復として正しいのはどれか。
1. 直ちに整復を行う
2. 整復の前に確認しておくことがある
3. 整復の必要はない
4. 整復を行ってはならない
2
100 55歳の女性。5年前に右肩関節周囲炎の既往がある。約1か月前に階段を踏みはずし右肩を強打した。以来、運動痛、夜間痛が持続している。肩関節は他動的に挙上可能であるが、自動的には外側挙上は45度までにとどまる。最も考えられる疾患名はどれか。
1. 五十肩
2. 腕骨骨頭骨折
3. 腱板損傷
4. 腋窩神経損傷
3
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柔道整復理論は、国家試験で1番出題数が多い教科です。出題傾向が似ていますので、過去問で出た問題は完璧にしましょう。
柔整理論1 | 柔整理論2 | 柔整理論3 |
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柔整理論4 | 柔整理論5 | 柔整理論6 |
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柔整理論7 | 柔整理論8 | 柔整理論9 |
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柔整理論10 | 柔整理論11 | 柔整理論12 |
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柔整理論13 | 柔整理論14 | 柔整理論15 |
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柔整理論16 | 柔整理論17 | 柔整理論18 |
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